町外にも家あり、湖上に木あり
最初に「牛の数」「花畑の数」などの目標が配られるが、自分だけが得点できるもの、右隣のプレイヤーと共通のもの、左隣のプレイヤーと共通のものがある(3~4人プレイの場合。写真では表にしているが、ゲーム中は伏せてある)。目標を確認したらゲームスタート。
手番には3枚の場札から1枚を選んで、絵柄を揃えて中央に配置する。隣同士で共通の目標があるため、だいたいは「それですよ、それ」「いいですねー!」と褒め合い、和気藹々とした雰囲気になる。タイルの絵柄がほんわかとしているのも雰囲気を和らげるのかもしれない。タイルが全部置かれたら得点計算。
ほとんどの目標カードは、エリアの完成(閉じている状態)を前提としている。『カルカソンヌ』でいえば都市が囲まれた状態や道の両端が終わっている状態である。草原は柵で区切られるほか、湖や花畑もある。エリアの中には羊、牛、人、木、家、魚などさまざまなものがあり、目標カードに従って得点になる。得点は最後になってはっきりするため、あきらめムードにならないのがよい。
時間は短めだが、タイルの配置パターンは、どの目標を優先するかで置き方が変わるため、悩ましいところがあった。
羊と花畑
ゲームデザイン・Shun & AYA/イラスト・AYA
Studio GG(2020年)
1~4人用/8歳以上/15~30分