カテゴリー: 国産
ボルカルス(Vulcanus)
たとえ東京が焦土となっても 全身から溶岩を噴出しつつ東京を襲う怪獣と、怪獣緊急対策本部の戦いを描く1対多のボードゲーム。連作ボードゲームプロジェクト『KAIJU ON THE EARTH(カイジュウ・オン・ジ・アース)』の第1弾となる作品で、デザイナーの上杉真人氏(『ペーパーテイルズ(ヴォーパルス)…
フォグサイト(Fogsite)
暗中模索のマッピング 濃霧に満ちた古代遺跡で、1人のガーディアンと複数の調査隊員が対決する1対多の探索ゲーム。敵どころか仲間まで見えない暗中模索で、同じ場所に集合することはできるか? ガーディアン役のプレイヤーが衝立の裏に5×5マスのダンジョンを作ってゲームは始まる。そのダンジョンの中で、各プレイヤ…
斯くして我は独裁者に成れり(In This Way I Became a Dictator)
独裁者はみんなで作るもの 7枚の手札をみんなの情報をもとに捨てていって、最後残した1枚が勝利条件を満たすようにする推理とブラフのカードゲーム。ゲームマーケット2018秋にクリエイティブAHCから発表され、今年はこのゲームをテーマにした演劇も公演されている。正体が最初から決まっているのではなく、徐々に…
アテッコ(Atekko)
分かりそうで分からない 自分からは見えない自分の正体を、質問を通して当てるコミュニケーションゲーム。もとはゲームマーケット2015春に「スヲさんち」から発表された『あてっこついたて』で、少量生産ながらJELLY JELLY CAFEで人気を集め、今年、JELLY JELLY GAMESでリメイクされ…
ヘゲモニア戦記(Epic of Hegemonia)
スライム合体! ドラゴン、エルフ、スライム、エイリアン、そしてヒューマン。これら5つの種族がヘゲモニアの地の覇権を争う異種格闘エリアマジョリティーゲーム。ゲームマーケット初出展となるスタジオムンディがゲームマーケット2019春で発表した。種族の能力に性格が現れていて感情移入してしまう。 各プレイヤー…
時代劇3600秒(Historical Drama 3600 Seconds)
予定不調和の笑い 主人公と脇役を駆使してさまざまなイベントや悪者に挑み、視聴率を競うゲーム。King’s Courtがゲームマーケット2006でカラー版を発表して以来のリメイクとなる。そのとき作者が「初版は10年以上前につくられた」とコメントしているので、ゲームマーケットが始まる前、90…
ジンバブエトリック(Zimbabweee Trick)
祭りは急激に終わりを告げる アフリカ・ジンバブエではムガベ独裁政権による経済政策の失敗により、300兆ジンバブエドル=1円というハイパーインフレが起こった。ひと目ではいくらか分からないような膨大な数字を、トリックテイクに落とし込んだ作品。ゲームマーケット2019春でサークル倦怠期より発表された。 配…
銅と銀の交易者(Traders of Copper and Silver)
カードを使い切ってロンデルしたい 銅と銀という2つの金属を集め、手札をマネージメントして勝利点を競うゲーム。ドイツゲーム流のシステマチックな作品を発表している四等星が、ゲームマーケット2019で発表した。シビアな金属のマネージメントと、さまざまな効果をもった交易カードのコンボが楽しめる。 「ロンデル…
翡翠の商人(Merchants of Jade)
8枚を競りで分ける 競り/オークションゲームは、プレイヤー間でバランスを取るものが多く、相場感を共有しないと面白さが味わえないことから中級向けに位置づけられることが多い。『ナショナルエコノミー 』のスパ帝国が今年発表したこの競りゲームは、「8枚のカードをみんなで分ける」という仕組みによって、相場感を…
アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ(Across the United States)
延ばしたい路線≠やりたいアクション 19世紀のアメリカを舞台に、株を購入し鉄道を延伸するボードゲーム。ゲームマーケット2019春に発表されたOKAZU brandの最新作で、久々の大箱ゲームでもある。鉄道や株というと重量級ゲームだと思われるかもしれないが、ゲーム中にやりたいことがはっきり見えていて、…