次々と追加されるルール『クレイジータイム』日本語版、9月9日発売
オリジナルはインルドベリタス(フランス)から2013年に発売された作品。アスドール・フランス年間ゲーム大賞2014にノミネートされている。目まぐるしく変わるルールに適応しながら、即座に状況を判断するリアクションゲームだ。日本版では不思議の国のアリスをテーマに、オリジナルのアートワークに一新された。
順番に配られた山札をめくって、1時、2時、3時……と順に時刻を宣言する。カードには時計が描かれており、めくったカードと宣言した時間が同じになったら、素早く中央の時計ボードを触る。めくったカードがデジタル時計だったら、時計ボードを触らず時間を巻き戻して宣言する。一番遅かったり、お手つきだったりしたプレイヤーはペナルティのカードを受け取る。
さらに次のラウンドからは、「いつ」カードと「どうする」カードによって、「掛け時計のカードがめくられたら、次のプレイヤーは30分加えた時間を宣言する」などルールに変更が加えられる。しかも指定されたプレイヤーはそのルールを知ることができず、ほかのプレイヤーの行動から推理しなければならない。
4ラウンドパターン認識にルールの記憶と推理が加わり、非常に頭を使うパーティーゲームだ。
内容物:説明書 1部、いつカード 15枚、どうするカード 18枚、時計カード 63枚、時計チップ 18枚、ペナルティチップ 12枚、時計ボード 1枚、スタートチップ 1枚
スコットランドの都市開発競争『グラスゴー』日本語版、9月上旬発売
オリジナルはルックアウトゲームズ(ドイツ)から2020年夏に発売された作品。シュピール・デジタル’20のスカウトアクションで14位に入っている。スコットランド最大の都市グラスゴーを舞台に、18世紀の商人となって都市開発を競うタイル配置とリソース管理の2人用ゲーム。
プレイヤーははじめ石材と鉄鋼をもち、環状に並べられたアクションタイルをタイムトラック方式で移動してアクションを行う。資材を売買し、工場を稼働させる契約アクションと、資材を集めて建物を建てる建設アクションがあり、建物は中央にすでにある建物に隣接して置き、両プレイヤー共通となる。
こうして5×4マスの格子状の町の建設が完了したときゲームは終了し、より多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利する。初期配置がゲームごとに変わるためリプレイアビリティが高く、繰り返し楽しめる作品。ルックアウト社の2人用ゲームシリーズに新しい仲間の登場だ。
内容物:プレイヤーボード 2枚、商人コマ 2個、資源トークン 25個、建物タイル 37枚、建築士タイル 4枚、契約タイル 14枚、ルールシート