冒険者から宝を守れ!『らくがきダンジョン』日本語版、9月上旬発売
ダンジョンマスターとなって自分のダンジョンを作成し、他のプレイヤーの勇者を倒すフリップ&ライトゲーム。オリジナルはペガサスシュピーレ(ドイツ)から2020年に発売された。
ゲームはダンジョン建設フェイズ、冒険ルート作成フェイズ、ダンジョン防御フェイズに分かれる。ダンジョン建設フェイズでは、場に並んだカードから順番に1枚ずつ取って、そこに指示された壁・落とし穴・モンスターなどを用紙に書き込む。宝箱は直接描き込まず座標だけ記しておき、パワーアップではモンスターの強さを上げたり、落とし穴のダメージを増やしたりできる。
冒険ルート作成フェイズでは、こうして出来上がったダンジョンをそれぞれ左どなりのプレイヤーに回し、スタートからゴールまで勇者の移動ルートを書き込んでもらう。
ダンジョン防御フェイズでは再びダンジョンを持ち主に返し、実際に移動ルートに沿ってコマを進める。落とし穴に入ったらダメージを与え、モンスターに出会ったらダイスで戦闘する。モンスターが負けそうになったらアクションカードのアイテムを出して逆転も可能だ。
勇者に倒されなかったモンスターと、モンスターが守った宝箱が得点になるほか、勇者が途中で力尽きればボーナス点。生き残ればライフの分だけ失点となり、合計点の多い人が最強のダンジョンマスターとなる。
書き上げて終わりのフリップ&ライトゲームではなく、実際に勇者が通り抜ける攻防まで楽しめる作品。たくさんの罠を仕掛けて待ち伏せしよう。
内容物 正規ダンジョンシート 1冊(100枚)、10面ダイス 4個、カード 60枚、正規スコアシート 1冊(100枚)、プレイヤー早見表 1枚、正規ダンジョンテンプレート 4枚、勇者フィギュア 4つ、鉛筆削り 1つ、消しゴム 1つ、鉛筆4本 他
(写真は英語版)
ブラフゲーム『スパイシー』日本語版、8月27日発売
前の人と同じスパイスで数字を出していって、手札をなくすことを目指すゴーアウト系ゲーム。ドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに選ばれている。デザイナーはハンガリー人で、トラをあしらった金色のカードで東洋風デザインになっている。
6枚の手札から、時計回りに「スパイス名+数字」を言ってカードを裏にして出す。スパイス名は前の人と同じ、数字は前の人よりも大きく宣言しなければならないが、ウソをついてもよい。次の人がチャレンジしたらカードをめくって確かめ、間違っていたほうが山札から2枚引く。手札がなくなったら1勝で、誰かが2勝するか、3つのトロフィーが取られるか、山札から終了カードが出たら終了。
シンプルなブラフゲームだが、バリアントルールが6つ用意されていて、その中から1~2つ入れて遊ぶことができる。手番外でも割り込めるが、完全一致していないとチャレンジ成功になる「コピーキャット」は、度胸とポーカーフェイスが試される。