Posted in 日本語版リリース

アリさんたちの食べ物集め『バイツ』日本語版、1月15日発売

サニーバードは1月15日、『バイツ(Bites)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.ディット&W.ディット、イラスト・F.ガヴリル&A.ガヴリル、2~5人用、12歳以上、20分、4950円(税込)。

オリジナルは2008年にシュミットシュピーレ(ドイツ)から発売された『ビッグポイント』をリメイクして、ボードゲームテーブル社(アメリカ)が2020年に発売した。コンポーネントを可愛らしいアリに一新し、毎回異なるルールカードを組み合わせることでリプレイ性を高めた。

ブドウ、リンゴ、パン、チーズ、ピーマンをランダムに並べてコースを作り、スタートに5色のアリを置いてスタート。手番には好きなアリを同じ色の食べ物まで進め、その前後にある食べ物を取る。食べ物の得点は、アリのゴール着順で決まるため、どのアリを進め、どの食べ物を取るかで駆け引きが楽しめる。

さらに新しい要素として4つのルールカードデッキが付属。1位/最下位でボーナス、新しい食べ物「ワイン」のボーナス、同じく「チョコレート」の特殊効果、全体的なバリアントルールと、毎回各デッキから1枚カードを選ぶことでゲームに変化をもたせられる。

食べ物トークンは厚紙を2枚重ね合わせてアリにかじられた様子を表現。シンプルなルールで短時間で楽しめるレース&コレクションゲームだ。

 

Posted in ウェブ

日本語版ボードゲーム発売、3年連続で年間200タイトル超

今年1年に発売された海外ボードゲームの日本語版は230タイトルであることが当サイトの調べで分かった。一昨年の222タイトル、昨年の231タイトルと3年連続の200タイトル超えとなった。

今年はファミリー向け、エキスパート向けだけでなくキッズ向けまで幅広く日本語版が発売された。ホビージャパン、アークライト、テンデイズゲームズなど大手だけではなく、ボードゲームカフェ系の輸入代理店が新旧問わずコンスタントに取り扱ったことで、バラエティに富む作品群が次々と日本に紹介されている。

発売ペースは毎週5タイトルほどになり、これ以上に国産のボードゲームも加わるため、話題にならないまま忘れ去られていくものが増えたばかりでなく、話題になってもせいぜい1~2ヶ月というものも多くなっている。今月発表された日本版The One Hundred上位作品も、思い入れが強いというだけで投票され、実際はしばらく遊んでいない作品が多いのではないだろうか。限られた時間の中で、旧作も含めてどの作品をピックアップするかは、ますます難しくなっている。

新作の中でどれを遊ぶべきかについては、移り変わりの激しい話題の作品を追いかけるばかりでなく、自分や仲間の好み(ユーロ、パーティ、重量級、パズル、トリックテイキング、リアルタイム、2人用……)にマッチした作品を新旧バランス良く選びたいところだ。

2007年以前の主な日本語版リリース
1996:カタンの開拓者たち(トライソフト)
1997:スコットランドヤード(ツクダ)
2002:カタン(カプコン)、ロードオブザリング(カプコン)、ブロックス(ビバリー)
2003:アップルトゥアップル(ビバリー)
2004:キュージェット(メビウス)、バトルライン(クロノノーツ)、サンファン(メビウス)
2006:ニムト(メビウス)、チケットトゥライド(バンダイ)
2007:ごきぶりポーカー(メビウス)、あやつり人形(アークライト)、エレメンツ(B2F Games)