「マーダーミステリーミニ」第7弾『霧落峠』7月15日発売
2人用、3人用、4~5人用と少人数・短時間で遊べるMMMシリーズの最新作。シリーズ初の時代劇テーマで、4人専用でプレイできる。
その峠にはしばしば霧が出る―ある日、“霧落峠”の霧が晴れた時、1つの死体を囲むようにして4人の男女が出会った。ふもとから登ってきた町娘とヤクザはそれぞれ、死者は自分が追っていた相手だという。峠を越えてきた浪人と旅の医者は、仲裁を申し出る。だが、4人にはそれぞれ隠し事があった。誰かの秘密を暴くには、自分自身が秘めている技を明らかにしなければならない。果たして霧の中で何が起こったのか?
テーマだけでなくゲームシステム、ミステリー部分ともにオリジナリティをもたせた新機軸の作品だ。
ダンジョンインメモリー(Dungeon in Memory)
今どこを歩いているのだろうか
ルートが行き止まりにならないよう覚えながら、タイルを重ねていく記憶ゲーム。愛知県岡崎市のボードゲームサークルメンバーが制作し、ゲームマーケット2022春で発表された。手のひらに収まる小箱に入ったスタイリッシュなゲームである。
手番には3枚の手札から、スタートタイルにつながるものを上に重ねて置く。ルートは矢印がついていて進行方向が決まっており、現在位置を頭の中でイメージしながら、次のタイルを出す。
そのうちに通路が行き止まりになると思ったらロストカードを出して抜ける。1人だけ残るか、山札も手札もなくなったら検証。出した順にスタートタイルから並べていって、本当に行き止まりだったら、その後最初にロストカードが出てきたプレイヤーが1ポイント。3ポイント先取でゲームの勝者となる。
記憶ゲームは苦手な人が多いが、記憶というよりも空間把握能力のゲームと言えそうだ。とはいえ1枚でも見落としたらいけないので、集中力はかなり必要。
上級ルールとして直前のタイルと同じパターン(右折なら右折、直進なら直進)になるリピートタイル(写真の”Re”)、スタートタイルから5マス離れたらロストになるルール、おばけが5回出たらロストになるルールなどがある。これらを全部入れてやってみたが、カオスになってイチかバチかでロスト宣言してみたら当たっていたというようなギャンブルもできて楽しい。
ダンジョンインメモリー
ゲームデザイン:四月一日カエル/アートワーク:TOPECONHEROES ダーヤマ
おかぼど制作部(2022年)
1~5人用/10歳以上/10~30分
通販:locogame