バッグビルドで温泉街作り『ぬくみ温泉開拓記』新版、11月下旬発売
ワーカープレイスメントゲーム『ぬくみ温泉繁盛記』の続編として、ゲームマーケット2022秋に発表されたゲームの商業版。突如温泉が湧いた「ぬくみ町」。隣に広がる未開の地を開拓して魅力的な温泉街を作る。
バッグから引いた資源チップで、採掘、伐採、企画会議、料理、金鉱掘り、助人募集、移動、建設から1つずつアクションを行う。アクションによって新しい資源チップがバッグに入り、開拓者がボード上を移動し、そこに建物が配置される。建物は得点や収入をもたらすほか、バッグから引ける資源チップの枚数が増え、できることも増えていく。
資源チップをバッグに戻して次のラウンドへ。5ラウンドで勝利点を競う。毎ラウンドはじめに起こるイベントを活用し、40種類の助人カードやネコ「ぬく丸」による特殊効果・ボーナスをうまく使いこなして、温泉街の開拓に貢献しよう。
内容物:カード(44×63mm)60枚、チップ 120枚、建物タイル 53枚、6面ダイス 1個、開拓者コマ 4色×1体、開拓マーカー 4色×12個、ぬく丸コマ 1体、共通ボード 1枚、個人ボード 4枚、パートナーボード 8枚、ゲームサマリ 4枚、説明書 1部、バッグ 4袋
ワーカーを投入して発明競争『レオナルド・ダ・ヴィンチ レスター手稿』日本語版、12月上旬発売
イタリアのデザイナー集団「アッキトッカ」がダヴィンチ出版(イタリア)から2006年に発表した『レオナルド・ダ・ヴィンチ』のリメイク作品で、ダイスツリーゲームズ(韓国)から昨年発売された。巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子として、最も独創的な発明家となることを目指すワーカープレイスメントゲーム。コンポーネントが豪華になっただけでなく、多くの点で現代的に改訂されている。
手番には「スタートプレイヤーの獲得」「研究施設の改良」「ワーカーの増加」などのアクションスペースにワーカーを置いてアクションを行うが、同じスペースに複数のワーカーを置くことができ、多く置いたプレイヤーから先に安くアクションができるというエリアマジョリティにもなっている。さらに「師匠」と「見習い」というタイプの違うワーカーがおり、逆転しやすくなっている。
資源が集まったら発明を予約し、必要なワーカーを工房に投入することで発明が完成するとお金、特殊効果、ボーナスアイコンをもたらす。同じ発明を複数のプレイヤーが予約すると、先に完成したほうが多くのアドバンテージをもらえる競争になる。ワーカーが足りない分は「自動人形」で補うこともできる。7ラウンドの後、最も多くの財産を蓄えたプレイヤーの勝利。
UVプリントの資材コマ、クレイチップのコイン、ダブルレイヤーのプレイヤーボード、きっちり収納できる専用トレイなど、コンポーネントにもこだわった作品。『レオナルド・ダ・ヴィンチ』からのルール変更点として、ゲーム開始時の資源配分、2~3人用ルール、発明カードの変更と追加、評議会のオプション追加、個人目標の追加などがある。