『会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)』発売
幻冬舎エデュケーションは本日、『会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)』を発売した。4~20人用、10歳以上、10~50分、1575円。
地上波テレビで放映されるなど、話題となっているコミュニケーションゲーム。配られたカードにしたがって「市民チーム」と「人狼チーム」にわかれ、会話や言動などから推理をして、市民チームは市民になりすましている人狼を追放することを、人狼チームはうまく騙して市民を減らすことを目指す。
国内では2001年からイタリア、フランス、アメリカの外国語版(『タブラの狼』『ミラーズホロウの狼』『汝は人狼なりや?』など)が流通していたが、2006年に『タブラの狼』、2010年に『究極の人狼』が日本語版で発売。また昨年、株式会社人狼が国産では初となる『うそつき人狼』を発売した。今回はその株式会社人狼が監修。幻冬舎エデュケーションが取り扱うことにより、全国の書店・玩具店で入手できるようになる。
多人数でないと遊べないゲームだが、本作では4人から遊べるルールを採用して、家族などの小人数でも楽しめるようになっている。特殊な役職は預言者、ボディガード、霊媒師、裏切り者の4種類というベーシックな内容で、未経験者から人狼ゲームファンまで、幅広く楽しめるようになっている。
・株式会社人狼:会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)
・幻冬舎エデュケーション:会話型心理ゲーム 人狼(JIN-ROU)
フリジティ(Frigiti)
本当にありそうな気がしてきた
『たほいや』というゲームがある。辞書から選んだ単語について、本来の説明文と嘘の説明文を混ぜて、どれが本当か当てるゲームだ。これをさらに一歩進めて、辞書にも載っていない単語をサイコロで作り、適当な説明文を考えるのがこのゲーム。タイトルの「フリジティ」というのも、辞書に載ってはいない。辞書に載っていない単語だから、ボキャブラリーも必要ない。求められるのは、みんなにウケる説明をでっち上げるセンスである。
親がサイコロを振り、それを好きなように並べて単語を作る。そして各自シートにその単語の意味を考えて書く。まるっきりデタラメではなく、いかにもそれっぽいものを書くのがポイント。
全員が書いたものを混ぜ、また1枚ずつ配って読み上げる。これは誰が書いたか分からないようにして評価するためである(別の人が初見で読むのが、またウケる)。それぞれ気に入ったものにチップで投票し、それを書いた人がチップをもらう。人数分のラウンドを行って、チップの多い人が勝ち。
第1ラウンドの単語は「BORFT」。「退屈なパーティーを意味する隠語」「筋肉がついた太い足のこと」などといった回答の中、鴉さんの「冬季オリンピックの新種競技」が最多得票。
第2ラウンドは「QEAVOT」。いったいどうやって読むのか。「東芝が開発した介護用ロボット」「外惑星探索ロボット」がかぶったが、人気もこの2つに集まった。
第3ラウンドは「GUBIEL」。「一気飲みを意味するスラング」「大阪発居酒屋のマスコットキャラクター」など。語感にうまくかけるのがポイントのようだ。
第4ラウンドは「PEESK」。ここでbashiさんの「糖尿病の主な原因の頭文字」が大ヒット。ありそうな気がして、みんな腹を抱えて笑った。
最終ラウンドは「JABIO」。またもやbashiさんが「悪の巨人軍ブラックジャイアンツのマスコットキャラクター」で人気をかっさらう。ジャビットくんをうまくもじったものであることは言うまでもない。
後半でbashiさんが大量得点したが、ゲーム中通して安定した人気を集めた鴉さんがトップ。私はというと、ありきたりの意味しか書けなかったり、誰かとかぶってインパクトが薄れたりして最下位。
サイコロはアルファベットなので日本人には遊びにくいかと思ったが、何語ともつかない単語に想像力を大いに刺激されてとても楽しかった。大喜利系のゲームなので、ノリのいいメンバーで遊ぶのがよさそうだ。
Frigiti
A.マイヤー/ビーウィッチトシュピーレ(2011年)
4~6人用/13歳以上/40分
ゲームストア・バネスト:フリジティ