『ゲット・ラッキー』日本語版発売
ほかのプレイヤーに見られないところでラッキー博士の暗殺を目指すというアメリカのボードゲーム『キルDr.ラッキー』(1996年)のカードゲーム版。オリジナルは2014年にチーパスゲームズ(アメリカ)より発売された。
鈍感でいまいましいラッキー博士に強烈な恨みを抱いた晩餐会の招待客たち。彼らには次々と念願をかなえるチャンスが訪れるのだが、そこには同じ思いを抱えたライバルたちの妨害が立ちはだかる。果たして、恨み重なるラッキー博士をつけねらい、思いを遂げるのはいったい誰か?
プレイ時間が長かったボードゲーム版を改良し、絶妙な駆け引きはそのままに、短時間で遊べるように軽量化された傑作カードゲームになっている。また、ボードゲーム版では、なぜラッキー博士はかくも人々から恨まれるのかが謎だったが、今回は登場人物のキャラクター紹介で明らかにされている。
・グループSNE:名匠J.アーネストによるユニーク・カードゲーム『ゲット・ラッキー』 完全日本語版で登場!
スイスゲーマーズ賞2014に『イスタンブール』
スイスゲーム賞(Schweizer Spielepreis)に代わって始まったゲーム賞の5年目。サークル単位でベスト5を年末に挙げ、上から8,5,3,2,1点として集計して翌年に発表する仕組みで、2010年には『世界の七不思議』、2011年は『ローマに栄光あれ』、2012年は『ツォルキン:マヤ神聖暦』、2013年は『ロビンソンクルーソー 呪われた島の冒険』を1位に選んでいる。
今年の1位に選ばれた『イスタンブール』はドイツの作品で、バザーのお店をあちこち回ってルビーを集めるゲーム。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞し、ドイツゲーム賞2位、国際ゲーマーズ賞ノミネート(1位・大賞は『ロシアンレールロード』)と高い評価を受けており、日本語版も発売されている。
2位には1点差でフランスのトリックトラック賞を受賞した『ファイブ・トライブス:ナカラの魔人』、3位には日本ボードゲーム大賞を受賞した『宝石の煌き』が選ばれた。4位は『アクアスフィア』で5位は『コンコルディア』と、ゲーマーズゲームが多くを占めている。
1位:イスタンブール(Istanbul)33点
2位:ファイブ・トライブス:ナカラの魔人(Five Tribes)32点
3位:宝石の煌き(Splendor)29点
4位:アクアスフィア(Aquasphere)23点
5位:コンコルディア(Concordia)17点
・Swiss Gamers Award:Rusultate 2014