『ドミニオン:錬金術&収穫祭』日本語版、7月下旬発売
『錬金術(Alchemy)』は2010年に発売された拡張セット第3弾。新たな財宝カード「ポーション」を加え、ほかのプレイヤーのターンをコントロールするカード、デッキの枚数ごとにコイン数が変わる財宝カードなど、超強力かつユニークな新能力を加える。「ゴーレム」のインパクトは記憶に新しい。
『収穫祭(Cornucopia)』は2011年に発売された拡張セット第5弾。 「多様性」がキーワードで、自分の山札・手札・プレイエリアにあるカードの種類が多いことで、大きな効果をもたらすカードが特徴。同じカードが買いにくくなり、バラエティに富んだゲーム展開が楽しめる。
いずれも中箱で発売され、長らく品切れになっていた。1つの箱に収まったことで収納性も高まっている。
『ノイシュヴァンシュタイン城』日本語版、8月8日発売
ベジエゲームズ(アメリカ)から2014年に発売された作品。国内ではゲームストア・バネストから『狂王ルードヴィヒの城』というタイトルで発売されている。同社の作品をアークライトが日本語版にするのは『究極の人狼』『シティビルダー(Suburbia)』に続いて3タイトル目となる。
ゲームのモチーフになったのは「狂王」の異名で知られるバイエルン王ルートヴィヒ2世と、彼が熱中して建設した3つの城の中の1つ、ノイシュヴァンシュタイン城。彼が愛してやまなかった理想の中世の城築き上げよう。
プレイヤーはお城の建設請負業者となり、きまぐれな王の要望に沿って、完璧な城を作り上げることを目指す。城に新しい部屋を付け加え、ほかの業者には部屋を売る。王の要望は刻々と変化するので、いかにうまく部屋を配置していくかを考えなければならない。要望に応え、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが最優秀現場監督としてゲームに勝利する。
ソロプレイも可能なので、黙々と建築に打ち込んで高みを目指す楽しみ方もできる。
・アークライトゲームズ:ノイシュヴァンシュタイン城
・ふうかのボードゲーム日記:狂王ルードヴィヒの城