頭文字K(Initial K)
世間を騒がせたKたちがカーレースを繰り広げるという、奇想天外なレースゲーム。
「shown ○」「○imutaku」「○iyohara」「○im jong-un」「terauchi ○abu」「gess ○awatani&miyazaki ○ensuke&○atsura bunshi&otota-○」という、6枚のキャラクター(+プロモカード「momota ○ento&tago ○enichi」)から1つを選んでスタート。それぞれ初期ガソリン、タイヤ耐久力、ブレーキ力が異なり、特殊能力を持っている。私が選んだのは「gess ○awatani&miyazaki ○ensuke&○atsura bunshi&otota-○」で、ブレーキ力がなんと0。特殊能力はギアチェンジが容易な「鍛え抜かれたシフトレバー」である。
コースは六角形で、先にコマが進んでいるプレイヤーから手番を行う。まずはギアチェンジ。スピードを出したいときは上げて、抑えたいときは下げる。急激なギアチェンジはダイス判定が必要で、失敗するとエンスト。
ギアチェンジが決まったら、次は進む方向を宣言し、ダイスを振る。ギアの表を見て、そのダイス目でいくつ進むかが決まる。ドリフトで方向を変えるとタイヤが減り、ブレーキで進む距離を抑えるとブレーキが減る。ダイス目が気に入らなければ、ガソリンを消費して振り直しもできる。
急カーブではスピードを抑えつつ、タイヤを消費してドリフト走行で駆け抜けたいところ。次の手番を見据えたコース取りが大事だ。しかし、ガソリン、タイヤ、ブレーキのいずれかがマイナスになったら脱落してしまう。
4人プレイで40分。それぞれピンチもあったが特殊能力で切り抜けて終盤。最後に一か八かギアを最大にしてゴールに向かってみたものの、思ったよりスピードが出すぎてしまう。ここでブレーキ力0というパラメータを遺憾なく発揮して脱落した。「もう止まらねー!」 1位は「おくすりターボ」で移動力を追加できる「○iyohara」鴉さんと、「ちょ、待てよ」で移動力を下げられる「○imutaku」bashiさんの一騎打ちとなったが、爆発力の差で鴉さんの勝利。終始絶妙なコース取りで主導権を握っていた。「経歴詐称」でパラメータを1回だけリセットできる「shown ○」tomokさんは何度かエンストを起こして出遅れ、挽回しようとして壁に激突。
それぞれの特殊能力とパラメータが一長一短あっていい勝負になる。いろんなコースでやってみたいと思うくらいだった。
頭文字K
北条投了/芸無工房(2016年)
2~4人用/60分
シュピール’16:現地梱包発送サービススタート
ドイツ・エッセンで10月13日から4日間にわたって開催される世界最大のボードゲームイベント「シュピール’16」にて、初めて現地梱包・発送サービスが行われることになった。ゲームマーケットのゆうパックサービスと同様、購入したゲームを会場から発送することができる。日本への発送も可能だ。
シュピールでは新作・中古ゲームが購入できるが、これまでは地下鉄でエッセン中央駅前の郵便局まで行き、発送しなければならなかった。しかも郵便局は日曜日が休みになるため、土曜のお昼までに発送を済ませる必要もあった。
今年から現地で梱包と発送サービスを行うのはメールボックスETC社(Mail Boxes ETC.)で、場所は7番ホールのG101。送料は5㎏まで48ユーロ、10kgまで82ユーロ、20㎏まで119ユーロ、30kgまで155ユーロ。郵便局からDHLで送る場合と比べて平均2割ほど高いが、箱やカートを抱えて地下鉄に乗ることを考えれば妥当といえよう。シュピールで大量に購入する人には朗報だ。
個人来場者だけでなく、業者も利用でき、各ブースで梱包してもらうこともできる。