シュピール’17:ルックアウトシュピーレ

ヌースフィヨルド(Nusfjord)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・P.ゼーダー
1~5人用、12歳以上、プレイヤー人数×20分
スウェーデンの漁村で、漁業会社を経営するボードゲーム。『アグリコラ』などと同じワーカープレイスメントがシステムの中核で、各プレイヤーは3人の労働者を順番に中央のボードに配置してアクションを行う。それぞれのアクションでマイボードのいかだを大きくし、森を切り開き、建物を建てて、村の長老を満足させなければならない。お金はいつも足りず、株券を売って資金を調達することもできるが、株券がほかのプレイヤーの手に渡ると漁の分け前を出さなければならない。また、伝統的な漁村なので、村の長老が分け前を要求してくる。こうして漁の収穫を全てライバルと村の長老に持っていかれてしまうこともあるのだ。

アイル・オブ・スカイ:放浪者(Isle of Skye – Wanderer)
ゲームデザイン・A.プフィスター&A.ペリカン、イラスト・K.フランツ
2~5人用、10歳以上、75分
昨年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞したタイル配置ゲームの拡張セット。8月発売。個人ボードが付属し、戦士、商人、布告官という3つの後援者についてトラックがある。それぞれ段階を上げることで勝利点をもたらす。段階を上げるには、タイトルにもなっている放浪者(ポーン)を城から出発させ、ウィスキー樽や巻物などを集めて届けなければならない。湖は橋をかけて渡り、彼らが求めるものを王国中から集めよう。


リバーボート(Riverboat)
ゲームデザイン・M.キースリング、イラスト・K.フランツ
2~4人用、10歳以上、90分
19世紀初頭のアメリカ合衆国北部。ミシシッピ川沿岸でいろいろな果物を植え、収穫物を「リバーボート」で南に運び、業者に委託してニューオルレアンズで販売してもらったり、商用の口利きをしてもらったりする。労働力を上手に使い、港湾長のひいきを得、チャンスを逃さず、ほかのプレイヤーから目を離さないことが勝利のカギだ。
毎ラウンド、プレイヤーはフェイズカードを選び、各フェイズを選んだプレイヤーから行う。第1フェイズは空いている労働者を畑に配置し、第2フェイズは畑を耕す。大きい畑はそれだけ労働者を配置していることが必要だ。第3フェイズは収穫とリバーボートへの積荷。積荷スペースは全て1種類の作物で埋めなければならない。第4フェイズは有利な販売機会の獲得、第5フェイズは鑑定人を農場に派遣したり、さらに予約していた販売機会を決める。ここで手に入る勝利点が重要だ。4ラウンドで最も勝利点を獲得したプレイヤーが勝利する。

オーマイグッズ!:キャニオンブルックへの逃亡(Oh my Goods! – Flucht nach Canyon Brook)
ゲームデザイン・A.プフィスター、イラスト・K.フランツ
1~4人用、10歳以上、45分
2015年にオーストリアボードゲーム博物館との共同で発売され、日本語版にもなった重量級カードゲームの拡張セット第2弾。プレイするためには『オーマイグッズ!』と第1拡張『ロングスデイルでの反乱』の両方が必要。建築家のロブなどの知人と会い、新しい人物や場所を紹介してもらう。第1拡張のストーリーの続きで新しいエキサイティングな決断が待っている。
ぶらぶら鉄道(Bummelbahn)
ゲームデザイン・S.ジェフィー&D.ケルトナー
2~4人用、10歳以上、30~60分
2014年にダイスヘイトミー社(アメリカ)から発売された『トレインアイランド(Isle of Trains)』のドイツ語版。英語版はゲームストア・バネストなどが取り扱っている。ルックアウト社では『オーマイグッズ!』と同じく「小箱の重量級ゲーム」と位置づける。
手札からカードを出して列車を作り、さらに手札からカードを出して列車に貨物を載せていくカードゲーム。貨物はいろいろな場所に運ぶと得点になる。貨物はほかのプレイヤーの列車に載せることができ、そうすることでボーナスや追加アクションが得られる。同じカードが列車になったり、コストになったり、荷物になったりと多様に使われる。

アグリコラ:アーティフェクスデッキ(Agricola – Artifex Deck)
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・K.フランツ
1~6人用、12歳以上、90分
新しい小さな進歩カード60枚と、職業カード60枚が入っており、『アグリコラ』の同梱カードと混ぜても単独ででもプレイできる。箱はそのまま『アグリコラ』に収納できるよう小さいサイズ。