木々に集まる動物たち『フォレストシャッフル』日本語版、2月上旬発売
ルックアウトゲームズ(ドイツ)から昨秋発売された森林育成カードゲーム。エッセン・シュピールのスカウトアクションではファミリー向けホール(1,2,5,6番)で評価1位を獲得した。樹木や動物や昆虫などを集めて生態系豊かな自分の森を育てる。イラストレーターは野生動物や鳥の本を出しているリョベート(スペイン)。
手番にはデッキか場からカードを2枚引くか、コストを場に出してカードを1枚プレイする。カードには森の基本となる「樹」と、樹の上下左右のスペースに重ねて置く「動物」「鳥」「昆虫」「草」「茸」などがあり、必要としている植生や場所、食料として必要とする生物、群れとなることなど、条件を合わせなければならない。
コストとして場に出すカードは他プレイヤーに取られる可能性があり、インタラクションが生まれる。またカードは2分割されており、片方しか使うことができない。どちらの側を使うか、悩ましい選択を迫られる。
ルックアウトゲームズではこの作品を環境に配慮したグリーンラインに位置づけ、これまでの木製コマ・水溶性インク・カードの紙包装に加え、FSC(適切な森林管理)認証の紙類使用、シュリンク包装から紙シールへの変更を行っている。
内容物:カード 180枚、得点シート 1冊、ゲームボード 1つ、ルールブック
(写真は英語版)
フォレストシャッフル(Forest Shuffle / Kosch / Lookout+Hobby Japan, 2023-24)
手札からカードを出して森作り。コストも手札で、支払ったカードは場に出され、誰でも取れるようになる。カード効果はシンプルだが種類が多種多様で、どれに特化して高得点を狙うかの見定めが重要。イラスト超美しい pic.twitter.com/Ws78GYQzje— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) February 26, 2024
フリーゼの株ゲーム『ブラックフライデー』日本語版、1月26日発売
フリーゼがデザインし、コスモス社(ドイツ)から2010年に発売された作品(『暗黒の金曜日』というタイトルで流通)をリメイクして、昨秋2Fシュピーレから発売された。激しく価値が上下する株を売買して所持金を増やし、価値が上がり続ける「金塊」を買うことを目指す。
手番には5種類の株を買うか、売るか、金塊を買うかのいずれかのアクションを行う。他のプレイヤーと協調して株価を上げ、有利になるように相場変動のトリガーを引き、適切なタイミングで金塊を買いに行く。金相場が最後まで上がったら手持ちの金塊と株を換金し、所持金を競う。
株を売買するたびにコマが移動し、決まった個数が移動した時点で「相場変動」が発生。袋から引かれた色の株は値上がりするが、黒が2個以上引かれると大暴落してしまう。その前にうまく金塊に乗り換えて資産を守ろう。
新版では借金がなくなり、株価の数値が整理されてシンプルになったほか、NPCを加えるバリアントルールが加わり、少ない人数でもスリルある乱高下を楽しむことができる。