ページビューの多かったボードゲームランキング2023
国内外でたくさんの新作が発売されるにつれて、ボードゲームはトレンドの移り変わりがどんどん早くなっている。1年前にどんなボードゲームが遊ばれていたか振り返る暇もなく、話題はもう次のニュルンベルク、次のゲームマーケットの新作だ。映画のように1回遊べればよしとすればいいのかもしれないが、購入したからには最低でも2~3回遊びたいもの。
そこで注目したいのがショップの販売数ランキングやボードゲームカフェの稼働数ランキングなど、昨年を振り返るランキングである。ショップではイエローサブマリン、ボドゲーマ、ジェリージェリーストア池袋店などが、ボードゲームカフェではあまやどりやジェリージェリーカフェ立川店などがランキングを公開している。おすすめランキングを公開している愛好者も少なくない。
当サイトでは各社からの情報提供を得て、日本語版を中心にリリース情報を配信している。その中から、昨年ページビューの多かったものをランキングにしてみた(Googleアナリティクス:GA4に切り替えたのが3月からなので1~2月のデータは含まれていない)。結果は以下の通り。
上位50タイトル中で版元ではホビージャパンが8タイトルと最多で、サニーバード・グループSNEが5タイトル、Engamesが4タイトル、ジーピー・テンデイズゲームズ・アークライトゲームズが3タイトル、メビウスゲームズ・数寄ゲームズ・CMONジャパン・ピチカートデザイン・ケンビルが2タイトルとなっている。
リストを見てピンとくるものがあったら、もう一度棚から取り出して遊んでみてはいかが。
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クニツィアの2人用ロール&ライト『マラブンタ』日本語版、2月上旬発売
クニツィアのデザインで、スペースカウボーイズ(フランス)から今春発売となる2人用ロール&ダイスゲーム。女王アリが新たなコロニーをめぐって勢力を競い合い、より多くの領土の支配を目指す。
手番にはダイスを振り、それにタイル1枚を含めてから2組に分ける。相手プレイヤーが先にどちらの組を取るかを選び、自分は残った方を取る。数字の目なら、その数字をボードの六角形マスに書き込み、木箱は集めると強力な能力がアンロックされる。他にも特殊なダイス目あり。書き込んだら手番を交代し、これを繰り返して、得点を競う。
ダイスの分割が悩みどころで、領土ボードの今の情勢をよく観察し、相手が欲しいもの、自分が欲しいものを見極めなければならない。自分が欲しいものを取れるとは限らない状況で、どう分けると得をするのか、それを相手がどう判断するのか、ジレンマや駆け引きのある作品だ。