屋敷のどこまで忍び込めるか?『小太刀』日本語版、4月30日発売
オリジナルはウィズキッズ(アメリカ)から2019年に発売された作品。忍者たちが屋敷に忍び込み、護衛をかわして宝を持ち帰る。
各自同じ構成のデッキから6枚の手札を持ってスタート。手番には屋敷カードと護衛カードの山札から1枚ずつめくり、護衛を「打ち倒す」か「潜伏でやり過ごす」か選ぶ。打ち倒す場合は護衛より数字の大きいカード、潜伏でやり過ごす場合は数字の小さいカードをプレイしなければならない。どちらかが成功したら、さらにめくって続けるか、ここで止めるかを決める。めくって出てきた護衛を倒せることもやり過ごすこともできなければ手番は強制終了となってしまう。
ほどよいところで止めたら、それまで倒した護衛カードは宝となり、その宝を使って屋敷カードを購入できる。屋敷カードは使者、うわさ、技能の3種類があり、次の侵入を進めやすくしたり、終了時の得点を増やしたりする。
上級護衛はカードの色が通常の護衛とは異なり、山札を横から見ることで危険の気配を察知できるようになっている。どこまで進めそうなのか、安全なうちに引き返すべきか、どの手札をどのタイミングで使用するべきか、先を読む冷静な判断力と、ときに果断な決断力が求められる。
内容物:開始カード 48枚、使者カード 21枚、うわさカード 17枚、技能カード 22枚、護衛カード 35枚、上級護衛カード 15枚、早見表カード 4枚、手裏剣マーカー 1個、氏族トークン 9個、ルール説明書 1冊(カードサイズ 63×88mm)
『えんとつ町のプペル』ボードゲーム、『ハイパーロボット』とルール酷似で95%オフ
ボードゲーム制作会社「STUDIO PREBO」の新作『えんとつ町のプペル ボードゲーム』が、『ハイパーロボット』のルールに酷似しているという指摘を受け、95%オフで販売されることになった。
STUDIO PREBOはさまざまななゲーム会社のボードゲーム好きが集まって結成されたボードゲーム制作会社で、ゲームマーケット2020春で4タイトルを携えて初出展を予定していた。そのうちの1タイトル『えんとつ町のプペル ボードゲーム』は、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏の絵本をテーマにしたボードゲームで、壁などにぶつかるまで止まらないユニットを、スタートからゴールまで最短何回で到達できるか考えるゲームだった。
このルールが故A.ランドルフの『ハイパーロボット(Rasende Roboter)』によく似ているという指摘が寄せられ、STUDIO PREBOは3日、ウェブサイトでお詫びと報告
『ハイパーロボット』も『えんとつ町のプペル ボードゲーム』もぶつかるまで止まれないロボット/ユニットを最短手数で目的地に到達させるという点では共通する。一方、『ハイパーロボット』はランダムに引いたチップで移動するロボットと目的地が指定されるが、『えんとつ町のプペル ボードゲーム』はダイスで指定される上に、ルールサイコロによってユニットの入れ替えなどが起こる。これが「一部参考にした要素」「今回独自に考案」と見られる。
格安販売を受けて愛好者からは、販売自体を取り下げるべきという意見や、意図的なものかどうか明らかにするべきという意見、ルールが似ているかどうかといった主観的な問題でここまで批判されるべきではないといった意見が上がっている。
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ルールの流用って著作権法的にはグレーゾーンなんだよな。たしか。
学級会開催の基準は、「駄作の改良は許されるが、名作の劣化コピーは許されない」ものと認識している。
— 北条投了 (@give_up3) April 6, 2020