高得点になる野菜はどれ?『ポイントサラダ』日本語版、4月30日発売
オリジナルはAEG(アメリカ)から2019年に発売された作品。108枚あるカードの全てに違った得点方法が記されており、野菜を集めて最高のサラダを作る。
目標カードには得点を獲得できる野菜カードが記されている。自分の手番にはこの目標カード1枚か、目標カードに合わせて野菜カード2枚を獲得していく。
しかし目標カードの裏側は野菜カードになっており、野菜カードが場から取られると、目標カードが野菜カードへと変化してしまう。変化し続けるカード置き場から、最も得点が高くなるのはどのカードか見極めなくてはならない。
「ポイントサラダ」は近年のゲーマーズゲームでよく言われる用語で、多くの得点方法を用意してゲームに深みをもたせる手法だが、こちらは得点方法は千差万別ながら、至ってシンプル。大人も子どもも楽しめる、お手軽なカードゲームだ。
内容物:両面仕様のカード 108枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:63×88mm)
『ゲームマーケット2020春 カタログ』
「祝!ゲームマーケット20周年! 年表で見るゲムマ!!」は2000年に開催された第1回から2019秋までを年ごとに掲載。出展数、参加人数をまとめるとともに「ゲムマの思い出」として伝統ゲームブースなどにも触れている。さらにスペシャルインタビューではゲームマーケット創設者の草場純氏が登場し、第1回開催の経緯を語っているのは貴重だ(第1回のゲムマの会議はゲームストア・バネストで行われたとか)。
その草場氏がおすすめのトランプゲームとして『ジグ』『パリティ』『キノラ』を紹介。とじ込みでゲームマーケットキャラクターのコロ・チップ・バンをあしらった特製付録トランプが付いており、ゲームマーケット20周年をお祝いして遊ぶことができる。また、『ラミィキューブ』とトルコの伝統ゲーム『オーケイ』について、歴代の世界チャンピオンが語っているのも興味深い。開催されていれば、これらの体験ブースが設けられることになっていたのは真に口惜しいことである。
220ページにも及ぶ出展ブース紹介は、これから始まる通販や今後のゲームマーケットのためにもチェックしておきたいところ。『ボルカルス』に続くKAIJU ON THE EARTHシリーズ第2弾『レヴィアス』(デザイン・金子裕司(かぼへる))や、『街コロ通(ツー)』(グランディング)、クニツィアのトランプゲーム集『ブレージング・エース!』(スモール出版)など、一般発売が楽しみだ。