カードドラフトで「怪物園」づくり『カーニバル・モンスターズ』日本語版、3月26日発売
オリジナルはアミーゴ社(ドイツ)からエッセン・シュピール’19で発表された作品。『マジック:ザ・ギャザリング』のガーフィールドがデザインし、スカウトアクションで4位(平均評価3.9)となった。「王立モンスター協会」に入会するべく、世界各地を回ってモンスターを集め、立派な「怪物園」を作りあげる。
毎ラウンド、ボーナスモンスターが指定された後、各プレイヤーに8枚のモンスターカードが配られ、1枚ずつドラフトしていく。ドラフトしたモンスターカードはプレイしたり、手札に入れたり、コストとして支払ったりする。そしてモンスターを飼いならせるかチェックし、得点計算をして次のラウンドに移る。4ラウンドで飼いならしたモンスターと達成した目的カードの勝利点の合計を競う。
モンスターを飼いならすには、各モンスターに設定された棲みやすい土地も用意しなければならない。土地を多く並べるほど、より強力なモンスターを飼いならせるようになる。ドラフトでカードが回ってくるたびに、「このラウンドは土地の強化に専念するのか?」や「後のラウンドのために強力なモンスターを確保しておくのか?」といった多彩な選択肢がある作品だ。
内容物、カード 240枚、硬貨トークン 108枚、狩猟トークン 24個、個人ボード 5枚、王立狩猟官ダイス 3個、ゲーム盤 1枚、勝利点計算シート 1冊、ルール説明書 1冊(カードサイズ 63×88mm)
カードドラフトで桜咲く『お花見』日本語版、3月19日発売
『ザ・ゲーム』の作者による和風カードゲームで、オリジナルはニュルンベルガー・シュピールカルテン出版から2019年に発売された。数字を降順または昇順に並べるというルールだが、これにカードドラフトを加えた。
プレイヤーは庭師となって美しい日本庭園を作る。庭園はカードの列で表され、自分の手元に3列まで作ることができる。カードには1~120の数字が付いており、各列は昇順か降順に置いていかなければならない。『ザ・ゲーム』でも用いられているおなじみの方式である。
第1ラウンドは各自手札から2枚を選び、残りを左どなりのプレイヤーに送る。選んだカードを一斉にオープンして、0~2枚を自分の列に加える。そして右どなりの人から贈られてきたカードから2枚を選び、残りを左どなりの人へ……というのを繰り返していく。カードがなくなったら得点計算をして第2ラウンドへ。第2ラウンドは反対周り、第3ラウンドはもとの周りに戻って、それぞれ得点計算を行い、合計点を競う。
カードは種類によって第1~3ラウンドで得点になる「水」、第2~3ラウンドで得点になる「芽」、第3ラウンドで得点になる「石」があり、さらに最終的に枚数に応じて三角数で得点になる「桜」がある。何を選んで、何を送るか、よく考えなければならない。
ゲームが進むにつれて置けるカードの範囲はどんどん狭まるが、狭まることを恐れていてはいつまでもカードが置けない。カードの巡り合わせを活かして臨機応変に、壮麗な庭園を作り上げよう。
内容物:カード:120枚(59mm×91mm)、スコアシート1束、ルール説明書1枚