カテゴリー: 新作プレビュー
シュピール’13:タコアシゲームズ
入り口から一番奥まった2番ホールで2人ゲームの『アッサルトゥス(Assaultous)』を出展していたMotohashi Tomoki氏は、10月中旬に行われたスペインのコルドバボードゲーム祭から直接ドイツ入りしていた。「ゲームを作りたい」という小さい頃からの夢を若いうちに叶えようとシステムエンジニ…
シュピール’13:冒険企画局
ヤポンブランドと並んで、毎年シュピールに出展しているのが冒険企画局だ。TRPGがメインの出版社だが、今年は『シェフィ(Shephy)』というソロプレイ専用のカードゲームを出展した。試遊卓では、外国の方がうんうん唸りながらプレイしている。近藤功司代表にお話を伺った。 やたら長考している外国人。独りだか…
シュピール’13:カルカソンヌ世界選手権、ギリシャ代表優勝
10月27日、シュピールにて、第8回カルカソンヌ世界選手権が開催され、ギリシャ代表のP.リツァルドプロス氏が前回チャンピオンのチェコ代表・M.モイズィス氏を破り優勝した。日本代表の岩村響氏は予選で敗退し25位。 前回を11カ国も上回る世界36カ国の代表と、昨年のチャンピオン・M.モイズィス氏が参加。…
シュピール’13:ホビージャパン、輸入リストを発表
ホビージャパンは、先月ドイツで開催されたシュピール’13の新作取り扱いリストを発表した。注目の新作から未知の出版社まで13タイトル。いずれも英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。このほかに出版社が先行販売している関係で既に発売されたものや、追加で販売になるものもある。 ブレー…
シュピール’13:来場者新記録
10月24日から4日間にわたってドイツで行われたシュピール’13は、来場者が156,000人と過去最高であったことが、主催のフリードヘルム・メルツ社の発表で判明した。昨年の148,000人から8000人の増。 ここ数年、15万人前後で推移していた来場者数が急増した。ノルトライン・ヴェスト…
シュピール’13:ヒキダシトリック
ヒキダシトリックは、京都造形芸術大学の大学院に在籍する答島惣太氏のサークルである。自身が企画したプロジェクトを大学にプレゼンして採用され、助成金を活用してシュピールへの出展を果たした。1年ほど前から制作を始め、今年のゲームマーケット大阪に試作品を出展。来週行われる秋のゲームマーケットにも出展するが、…
シュピール’13:バルデナイ湖
エッセン・シュピールに参加するのも9回目となり、日がな会場にいても何となく心が満たされなくなってきた。そこで去年辺りから、会期中なのに会場に行かず観光をし始めている。かつては観光したがる神尾さんに「独りで行ってきたらどうですか」なんていっていたのが、メビウスの能勢さんに「おのさん、どうしたんですか?…
シュピール’13:スカウトアクション
ボードゲーム専門誌「フェアプレイ」は、シュピールで発表された新作の人気投票「スカウトアクション(Scoutaktion)」を現地で行い、結果を発表した。この投票は重複投票を避けるため記名式で行われ、1~5の5段階で評価する(1が最高)。結果は以下の通り。 1位はハンス・イム・グリュック社(ドイツ)が…
シュピール’13:ヤポンブランド(2)
(前回のつづき)ヤポンブランドで続いてお話を伺ったのは『トレインズ』の林尚志氏。AEG社(アメリカ)が配っている大きなバッグには、『トレインズ』が大きく乗っていて力を入れていることが分かる。 Q:今回のラインナップの売れ行きはいかがですか? 林:『Sail to India』が完売して、『Patro…
シュピール’13:ヤポンブランド(1)
今回のシュピールでは、日本からの出展に大きな注目が寄せられていた。カナイセイジ氏の『ラブレター』、林尚志氏の『トレインズ』のドイツ語版が発売されたことで大きく取り上げられ、「日本人の作るボードゲームは面白い」という認識が急速に広まったためである。もちろん、日本発のボードゲームを世界に発信するプロジェ…