カテゴリー: 国産
マーチャント・ギルド(Merchant Guild)
勝利への建物選択 今月に創刊されたばかりのボードゲーム情報誌『ゲームリンク』の付録となった川崎晋氏の新作。付録と侮ってはいけない。打ち抜きのチップとカード、美しいボード、そして作り込まれたゲームシステムは単体で売られていてもおかしくない。 資源を集めて建物を建て、その特殊効果でさらに建物を建てるオー…
カルタッチョベースボール(Kartacio Baseball)
>攻守同時の妙 今年になって発売された2人用のライトなカードゲームシリーズ。いずれもスポーツをテーマにしており、余計な要素を削ぎ落としてテンポのよさを生み出している。 スポーツをテーマにしたボードゲームはデザインが難しいという。スポーツがもつスピード感やテンポが、ボードゲームではどうしても損なわれて…
スリーセブン(Gamble 7: Three Seven)
補充でバッティング ブラフも交えて手札にある「7」のカードの数を競うゲーム。これも今年のゲームマーケットでカワサキさんが発売したギャンブルゲーム集のひとつ。タイトル通り7つのゲームが入っているが、いずれもニヤリとさせられる仕掛けがあって素晴らしい。きっとアメリカやドイツでもウケるだろう。 始めに参加…
ビットイーン・ベット(Gamble 7: Between Bet)
ぴったりの快感 場に並んだカードの数字を見て、中間になるようチップを張るゲーム。今年のゲームマーケットでカワサキさんが発売したギャンブルゲーム集のひとつだ。『いい線行きまSHOW!』にも通じるところがあって面白い。 場に並ぶカードは7枚。このうち4枚は伏せられている。3枚のカードを見て、競りを行う。…
ハウラ(Hau La)
上へ上へ押すな押すな 『マングローブ』と並んで、今年のゲームマーケットの目玉となった賽苑の作品。スポンジ製のピースを自由に取り付けて、自分の色のタグが一番上になるようにするという、ほかに類を見ない異色の作品だ。 手持ちのピースは長さが3種類あり、全員同じものをもっているが使い順番は自由。長いピースは…
クイズいいセン行きまSHOW!
自分で問題を作りたくなる ゲーム内容はこちら。ルール説明は1分以内でできるし、10人まで遊べるし、途中から入っても遊べるし、いつでもやめられるしと、人が集まってくる時間帯に重宝する。 いつも遊んでいるメンバーだと、オリジナルの問題を出題するのも楽しい。先日、都内の電車で「ずいぶんDSを出している人が…
マングローブ(mangrove)
美しさの裏に細かい工夫 2009年のゲームマーケットで最も注目を集めたブースといえば、賽苑であろう。その人気は、メビウスママさんも驚きの様子で伝えている(メビウスママのひとりごと:ゲームマーケット 2009 その1)。瞬殺で売り切れてしまったので、お目にかかれなかった人もいるだろう。また来年、同じ作…
バベル5(Babel 5)
ありえない完成度 2006年のゲームマーケットで発売された同人ゲーム。初出展のメーカー、チームきりたんぽ(仮)はこのゲームで有名になり、翌年に購入者が殺到して新作が即売り切れという事態になった。 3つのダイスを振ってそれぞれ対応する塔の上に積み、崩れたら失点というゲーム。ポイントは大小のダイスがある…