パズル早解き競争『ジーニアス スクエア』『ジーニアス スター』日本語版、11月30日発売
カワダは11月30日、パズルゲーム『ジーニアス スクエア(The Genius Square)』『ジーニアス スター(The Genius Star)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.バーギシュ/A.ラザルス、1~2人用、6歳以上/8歳以上、30分、2640円(税込)。
(Amazon:ジーニアス スクエア) |
(Amazon:ジーニアス スター) |
ザ・ハッピーパズルカンパニー(イギリス)発のパズル早解き対戦ゲームシリーズ。ダイスを振って指定されたマスにブロックを置いた状態でスタートし、残りのマスにさまざまなピースを配置してぴったり埋める。早く解けたほうが勝利。
ブロックの置き方によってパズルのパターンは毎回変わり、スクウェアで62208通り、スターで165888通りになるという。2セット購入すれば4人対戦も可能だ。
ココペリ(Kokopelli)
流動的なコンボ
手札からプレイした儀式カードの特殊能力を活かして、儀式を完成させるハンドマネージメントゲーム。クイーンゲームズの新作で、デザイナーはS.フェルト……にしてはゲーム構造もカード効果も複雑でなく、プレイ時間も短めになっている。
ゲームには16種類のカードが入っているが、そのうち10種類を使う。各自、今回使う10種類を3枚ずつと、ジョーカーのココペリカード6枚を混ぜて自分のデッキにし、手札5枚でスタート。
自分の手番には、山札から1枚引く、場に1枚プレイする、手札を交換するなどのアクションから2つ行う。手札を0枚にするとボーナスがあるので、できるだけきっちり出したいところ。
儀式を完成させて得点するには、同じカードを4枚プレイしなければならない。手札はばらばらなのに、場は4ヶ所で4種類しかカードをプレイできず、同じカードを4枚揃えるのは難しい。そこで重要なのが、すでに場にプレイされたカードの特殊効果である。1アクションで2種類出せる「ウォーリアー」、ココペリカードは2枚分になる「スネークダンス」、4枚でなく3枚で儀式を完成できる「ドラマー」などがあり、コンボでどんどん手を早められる。
また、両隣のプレイヤーの場にもプレイすることができ、敵に塩を送ることになるが、手札をなくすのに有効で、完成させればおこぼれももらえる。ゲームは誰かの山札がなくなるか、いくつかの儀式を3人が完成させると終了し、合計得点を競う。
儀式を完成させると、その特殊能力がなくなってしまうのが面白いポイント。あえて完成させずに残しておいたりするが、早く完成させたほうが得点が高いこともあり、コンボは流動的にならざるを得ない。特殊能力の蓄積がない分、終盤にかけて手が重くなることもなく、テンポよくプレイできる。
使うカードの種類を変えれば展開も変わる。これはいくらでも拡張セットが出せるなと思っていたら、もう第1弾が発売されていた。さすがクイーンゲームズ。
Kokopelli
ゲームデザイン・S.フェルト/イラスト・M.エルト
クイーンゲームズ(2021年)
2~4人用/12歳以上/40~60分