建物を並べて人々を呼び込む『ストリート・スクエア』日本語版、12月上旬発売
オリジナルはシニスターフィッシュゲームズ(イギリス)からキックスターターを経て2021年に発売された。デザイナーのガールダーは『ヴィレジャーズ』に続く2タイトル目の作品となる。前作はドラフトによるエンジンビルドゲームだったが、今回はタイル配置ゲーム。全員でひとつの街を作り上げ、建物を売却して得られる資産を競う。
プレイヤーは投資家となり、新たなお店や住宅を配置して魅力的なストリートを作る。手番には3枚の手札から1枚の建物タイルを配置し、自分が所有していることを表すトークンと、その建物に対応する人々コマを置く。5つの建物が並ぶと「ストリート」となって建物を売却し資産を得る。
ストリートが完成するたび、ヒップスター、観光客、家族連れ、ショッピングを楽しむ人々は、未完成のストリートでそれぞれ興味のある建物へと向かう。自分の建物でお金を落としてもらえるよう、予算を的確に管理しつつ、計画を立てながらも、最新の機会を逃さないようにしよう。
ストリートができるとその全ての建物で売却が起きるので、対戦相手を利することもあり、プレイヤー間の読み合いや駆け引きが悩ましい作品。2つの拡張セットも同梱されている。
内容物:建物タイル 47枚、人々コマ 48個、資産トークン 87個、立看板 25個、ビジネストークン 48個、コンサルタントカード 7枚、早見表カード 6枚、ルールブック 1部
お題に合うイラストはどれ?『ステラ』日本語版、12月上旬発売
人気コミュニケーションゲーム『ディクシット』シリーズの連想ゲーム。『ディクシット』と同じ作者がデザインし、リベルー社(フランス)から今冬、世界一斉発売される。お題と場のイラストを連想でつないで、他のプレイヤーと一致させる。
場に15枚のイラストカードを並べ、今回のお題がワードカードで決められる。各プレイヤーはそのお題に関連付けられるイラストを探し、個人ボードに印をつける。関連付けの仕方はテーマでも比喩でも自由。印を付けたものを発表し、他のプレイヤーも印を付けていれば得点となる。
印はいくつ付けてもよいが、たくさん付けすぎて誰とも一致していないと得点が少なくなるリスクがあるので、厳選しなければならない。4ラウンドの合計得点で勝者を決める。
付属のカードは全て新しいイラストを使っているが、サイズは『ディクシット』シリーズと同じで差し替え可能。遊びこんだおなじみのイラストでもまた楽しめる。
内容物:ゲームボード 1枚、Dixitカード 84枚、ワードカード 96枚(各カードにワード2つずつ)、発見ワードカード 4枚、ブランクのワードカード 10枚、ランタントークン 6枚、ラウンドトークン 4枚、最初の導き手コマ 1個、消去可能な個人ボード 6枚、消去可能な得点ボード 1枚、フェルトペンと布 6枚、ルールブック 1部
ステラ(Stella, G.Cattiaux & J.-L.Roubira, 2021)
お題に合うと思うカードをチェックして他の人と一致してたら得点。多く書けば確率は上がるが、誰とも一致していないと以降得点がもらえなくなる。そのため鉄板だと思うものから発表していくが、自分の鉄板は他の人の鉄板とは限らない pic.twitter.com/bsyGyw1jIH— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) May 23, 2022