どんなキジュンで勝ったの?『ワードッチ』2月24日発売
オリジナルはゲームマーケット2021春にするめデイズから発表された『どひょ〜!どんなコトバもワードスコイ』。アークライト・ゲーム賞2021で最優秀賞作品に選ばれ、厳選した81キジュン、243ワードを収録して製品化された。
親プレイヤーがキジュンカードを引き、今回の隠し基準が決められる。他プレイヤーはワードカードでエントリーして勝負。勝負を繰り返すうちに、キジュンを推理していく。だいたい予想がついたらいよいよ本番で、各プレイヤーが自分が勝てると思うワードを出し、勝敗を決める。
基準を当てるゲームではないところがポイントで、全くわからない状態のスタートから、ハチャメチャなワードをテンポよく投げまくる中で、意外なワードが勝つ盛り上がりと、最後にキジュンが明かされたときのなるほど感が楽しめる。水平思考ゲームと大喜利ゲームを掛け合わせたようなコミュニケーションゲームだ。
アークライトゲームズはこの作品を「キャラメルシリーズ」第1弾と位置づけ、「小さい・かんたん・超楽しい!!」をコンセプトに今春から今夏にかけて第2弾、第3弾も発売する予定。
内容物:カード 81枚、説明書 1枚(※カードサイズ:63×44mm)
ワードッチ(アークライト)
思いついた言葉を自由に言って、親は秘密のキジュンで勝敗を判定。推測したキジュンで最後に一発勝負。キジュンを推理するのは難しいが、なんとなく方向性が見えてくる。最後のキジュン発表が意外で楽しい pic.twitter.com/1LsWECHbLA— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) February 28, 2022
ニュルンベルク’22:シュピールヴィーゼ出版
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・L.ジーグモン、1~4人用、8歳以上、30分。
一昨年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『ノヴァルナ』に続くローゼンベルクのパズル系タイル配置ゲーム。場からタイルを選び、自分の前に並べていく。タイルには何色のフレームを何枚つなげるかというタスクが記されており、そのフレームが連続でつながっていれば達成となってトークンを置ける。トークンを先に使い切ったプレヤーの勝利。相互参照を多くして効率よく達成することを目指す。
場にはプレイヤー人数+1枚のタイルが並べられ、スタートプレイヤーからドラフトしていき、最後に残った1枚はスタートプレイヤーが引き取らなければならない。
ゲームデザイン・コーシュ、イラスト・L.ジーグモン、2~5人用、8歳以上、30~45分。
南国のビーチを舞台に、掘り出し物をアレンジして得点を競うパズルゲーム。自分の番には袋からトークンを引き、リザーブにある2枚のうちどちらかを5×5のボードに配置する。縦5列、横5行、対角線2本の12ラインに得点ボードを差し込み、1~5の数字が連続、同じ色、異なるシンボル、1色のトークン3つと他の色のトークン2つなどの条件を満たすと得点になる。先取りボーナスや、同時達成ボーナスもあり。困ったときにはラッキータイルの効果も使える。25回ですべてのマスが埋まったらゲーム終了で、合計得点を競う。
ゲームデザイン・B.フェデュッティ&N.グランペラン、イラスト・P.フォンタニエ、3~8人用、8歳以上、20分。
ちょっと変わった動物のモノマネゲーム。ギガミック社から2014年に発売された『アニマルサスペクト』のリメイク。6枚の形容詞カードと6枚の動物カードを並べ、「優柔不断なワシ」など、ダイスでランダムにお題が指定される。それをモノマネで表現して、最初に当てた人がカードを獲得する。ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語対応。
ゲームデザイン・A.ジョヴ、イラスト・J.テージング、3~5人用、8歳以上、10~30分。
同社から2018年に発売された『色(Farben)』に新しい単語を加え、協力ゲームにしたコミュニケーションゲーム。各プレイヤーは12色のカードを持ち、めくられた単語に対してストーリーを話しながら色を割り当てていく。もちろんストーリーの中に色名を入れてはいけない。最後にどの色をどのようなストーリーで割り当てたかを皆で思い出し、間違うと減点になって、成績をつける。