あなたはどちらを受け取る?『タッジーマッジー』日本語版、4月上旬発売
『ウイングスパン』のハーグレイブがデザインし、アメリカのスモールパブリッシャーから2019年に発売されたもの。アートワークはイエロ社によるフランス語版に基づく。19世紀のロンドンを舞台に最もイケてる花束を贈り合うカードゲーム。
「私が分けてあなたが取る」のドラフトがメインメカニクス。手番には山札から引いた2枚の花タイルを1枚は表、2枚は裏にして隣のプレイヤーに差し出し、取られなかったものを手元に置く。同様に他のプレイヤーが差し出してくれた花から1つを受け取り、手元に置く。こうして各プレイヤーの手元に4枚の花が並んだら、獲得した花のアクションを行い、花束から点数を獲得する。
花タイルは色や種類の組み合わせで得点をもたらし、3ラウンド終了後、最も合計点の高いプレイヤーが勝利する。
小箱ながら花タイルには美しいイラストだけでなく花言葉もあしらわれるなど細部までこだわった作品だ。
内容物:花タイル 18枚、ターンカード 6枚、勝利ポイントトークン 30個、ルールブック 1部
徐々に明らかになるテックツリー『ビヨンド・ザ・サン』日本語版、4月上旬発売
リオグランデゲームズ(アメリカ)から2020年に発売に発売された宇宙開拓ゲーム。23世紀、絶滅の危機に瀕した人類が各勢力に分かれて太陽系を離れて新たな星系への移住を競う。
手番に、共通の技術ボード上で可能なアクションを実行し、リソース(人口と鉱石)を生産する。アクションスペースは技術(テック)ツリーになっており、条件を満たすとアクションの選択肢が増える。経済を発展させ、宇宙船を移動し、星系に植民し、さらに新たな技術を研究する。一定数の実績が満たされるとゲーム終了に向かい、実績や入植した星系などで得られるポイントを競う。
技術ツリーはレベル1~4まであり、レベル1を達成するとラインでつながったレベル2、レベル2を達成するとレベル3にいけるようになっている。スタート時はレベル1しか明らかになっておらず、研究によってゲーム途中でオープンになる。各レベルのカードはランダムで、技術ツリーの構成はゲームごとに異なる。
プレイヤー間で共通の技術ツリーを発展・使用する文明発展と、さまざまなアクションを駆使して行うリソースマネジメントに加え、さらにゲーム終了条件とも得点ともなる実績カードがゲームごとに異なる展開を生み出す。人類の生存競争に勝ち抜き、新たな時代を支配する側になれるだろうか?
内容物:技術ツリーゲームボード 1枚、宇宙探査ボード(両面)1枚、技術カード 46枚、イベントカード 20枚、星系カード 24枚、実績カード 10枚、アクション置き換えタイル(2-3人用)2枚、技術カード置場バー(上級選択ルール用)2枚、開始プレイヤーマーカー 1つ、ギルドカバータイル 4枚、鉱石クリスタル 60個、勢力マット(二層、各勢力2種類)8枚、6面リソースキューブ 80個、木製マーカーディスク 96枚、早見表 4枚、アクションポーン 4個、ルールブックと準備シート