マーダーミステリーゲーム『最果亭の災禍』『カナリアは歌わない』4月23日発売
グループSNE/cosaicは4月23日、マーダーミステリーゲーム『最果亭の災禍』を発売する。ゲームデザイン:青木甲羅仲、アートワーク:タンサン、6〜8人用、15歳以上、180分、3520円(税込)。
ゲームマスターなしでプレイできるパッケージ型オリジナルマーダーミステリーシリーズ第13弾。これまでマーダーミステリールームでの公演型のみだった作品で、ファンタジー世界で繰り広げられる犯人探しに加え、マルチエンディングになっている。
魔族の支配地までそう遠くない、辺境の峠に「最果亭(さいかてい)」と呼ばれる宿屋があった。夕闇が迫るころ、続々と集結してきたのは、魔王討伐の為に集められた精鋭たち。「皆、よくぞ集まってくれた!さあ、今宵は大いに英気を養おうではないか!」高らかに告げた人物は「勇者」だ。勇者が酒杯を掲げた時、誰からともなく歓声があがる。その日の夕餉(ゆうげ)は大いに盛り上がり、やがて皆、しばらくは望めないであろう、心地よいベッドでの眠りにつくため、それぞれの部屋に向かった。翌朝、宿の主人の叫び声に驚き、全員がそれぞれの部屋を飛び出してみると、主人が悲劇の幕開けを告げた。「勇者様が死んでいる!」
はたして勇者を殺したのは誰か? そして魔王討伐の行方は……?
少人数・短時間で遊べるMMMシリーズの第6弾。プレイ時間はシリーズ最長だった第5弾『ムーンストーン邸殺人事件』と同じ90分でしっかり遊べる。
横浜港を望むホテル・ニャオウー(鳥巣)から転落死した女性は、テロ組織〈解放旗戦線〉を内偵していたCIAの潜入工作員“カナリア”だった! なぜ、彼女は死んだのか? 12年ぶりに企てられているというテロ計画との関係は? “カナリア”の「死の真相」を追及し、テロを阻止するため、2人のCIA工作員と、2人の公安警察官が捜査を開始する。緻密な世界観とハードボイルドなドラマが織りなす物語に浸って真相を究明しよう。
私と踊ってくれますか?『ウィーン舞踏会』日本語版、4月23日発売
オリジナルは2016年にピアトニク社(オーストリア)から発売された作品。日本語版にあたってアートワークが一新された。ヨーロッパ各国を代表する上流階級のゲストたちが、舞踏会で贅沢な食事を楽しみつつ、素敵なお相手を見つける。
ゲームボードはダンスホールになっており、食事トークンが置かれている。手番には手持ちのゲストタイル1枚をボード上に配置し、マスに置かれていた食事トークンを受け取る。
タイルを配置することでゲストの四方が囲まれたらダンス開始。パートナーとして選ばれるのは「最も地位の高い異性」で、選んだほうと選ばれたほうの両方に得点が入る。位置取りの要素を加えた一種のオークションゲームという、クニツィアらしいデザインとなっている。
地位の高いゲストの周囲には異性が群がる一方、地位の低いゲストの周りには誰も来ないというせつない状況にもなるが、食事トークンのコレクション要素もあり、また強力なイベントカードで状況をひっくり返すこともできる。思わず会話の弾む、テーマとシステムが絶妙にマッチした作品だ。