禁制品を賄賂で見逃してもらう『ノッティンガムのシェリフ』日本語版、5月発売
4月16日5月に延期、『ノッティンガムのシェリフ(Sheriff of Nottingham)』第2版の日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ハラバン&A.ザッツ、イラスト・D.トセロ、3~6人用、14歳以上、60分、5280円(税込)。現在、ケンビルの公式サイトにて4月6日の先行発売予約受付中(下記リンク)。
もともとはブラジルのゲームで、コスモス社(ドイツ)が2006年に発売した『手荷物検査(Hart an de Grenze)』のテーマ替えリメイク。今回日本語版となるのはCMON社(シンガポール)による第2版で、イラストが差し替えられている。イングランドを舞台に、ロビンフッドの悪役である保安官に賄賂を渡して禁制品を見逃してもらうブラフゲーム。
交替で1人が保安官役となり、それ以外のプレイヤーはバッグの中にある品物を申告する。保安官役は1人を選んでバッグを開けさせ、申告通りなら迷惑料が支払われる。申告通りでなく、禁制品が入っていたら賄賂の交渉を行い、成立したら通してもらえるが、交渉が決裂すると禁制品を没収された上に、罰金を払わなければならない。
通過した品物を換金して、お金の多い人が勝者。禁制品をどんどん輸入して顔に出さず、検査が入っても少ない賄賂で見逃してもらう交渉力がカギとなる。第2版では6人までプレイできるようになったほか、高級品や闇市の拡張も入っている。
チートしまくりのダイスオークション『ゴブリン・ティース』日本語版、4月28日発売
ジェリービーン/ブルービアードエンターテインメント(アメリカ)からキックスターターを経て2020年に発売された作品。ファンタジーでおなじみの雑魚モンスター、ゴブリンたちがビッグボスを喜ばせるべく、変なアイテムを競り合うダイスオークションゲーム。
毎ラウンド、「ゴブリンの歯」「霊光ミミズ」「エメラルド」といったアイテムがプレイヤー人数分並べられ、各プレイヤーはオークションに使う6面ダイスを3個振る。そして時計回りに、ほしいアイテムの上にダイスを1個ずつ置いていって、合計値の多い人が落札する。入札では合計10が最高で、ほかの人と同値になる入札はできない。こうして供物カードに指示されたセットを最初に集めたプレイヤーが勝者となる。
入札する代わりに祭壇にダイスを置くとチートカードが手に入る。これを使って入札時に「机にぶつかって転がっちゃった」と言ってダイスの出目を変えたり、「きみの代わりに入札してあげるね!」なんて親切なふりをして他人のダイスを勝手に置いたりと、入札を有利に進められる。
チートを駆使し、一番のゴブリンになって、ビッグボスにほめてもらおう。
ゴブリン・ティース(Goblin Teeth, Blue Beard Entertainment, 2020+グループSNE, 2022)
ダイスを入札してセットコレクション。ダイスを入札する代わりに得られる「チートカード」でとんでもないことに(特殊効果を読んで理解するのに時間がかかる) pic.twitter.com/oYCoKUes3l— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) April 22, 2022