船上の正体隠匿『アンファゾマブル』日本語版、3月30日発売
クトゥルフ神話をテーマにした正体隠匿ゲームで、オリジナルはファンタジーフライトゲームズ(アメリカ)から2021年に発売された。1913年、大西洋を横断する蒸気船アトランティカ号で死体が発見され、死体の周りに奇妙な儀式の跡が残っていた。人間の姿をしたディープワン(深きもの)の手下たちが潜入している。ディープワンを撃退し、船が安全に目的地ボストンにたどり着けるよう、4つの資源を管理しなければならない。
人間のプレイヤーは生き残るためにアイテムを装備し、ディープワン陣営と戦い、乗客を守り、船を沈没させないよう奔走する。一方、正体を隠す裏切り者は船が目的地に着くことなく、海に飲み込まれるように妨害する。それぞれ敵と味方を見極め、それぞれの陣営ごとに決められた勝利を目指す。
手番のたびに神話カードを1枚引き、グループ全体で解決しようとしなければならない危機が訪れる。各プレイヤーは手札からスキルカードを出し、全員の分を混ぜて表にする。必要なスキルが揃っていれば危機を乗り越えられるが、そうでなければ失敗になってしまう。はたしてそれは裏切り者の破壊工作なのだろうか?
内容物:ゲームボード 1枚、資源ダイヤルと留め具 4セット、8面ダイス 1個、キャラクターコマ(スタンド付き) 10個、航海マーカー(スタンド付き) 1個、儀式マーカー(スタンド付き) 1個、手番プレイヤーマーカー 1個、モンスターコマ 22個 (母なるハイドラ1個、父なるダゴン1個、深きもの20個)、キャラクターシート 10枚、裏切りもの用早見表 3枚、ルール早見表 6枚、船長カード 1枚、書の所持者カード 1枚、特技カード 10枚、呪文カード 20枚、航路カード 20枚、陣営カード 14枚、イベントカード 70枚、アイテムカード 20枚、損傷カード 9枚、技能カード 126枚(6種類各21枚)、乗客トークン 9個、裏切りもの用リング 4個、ルール説明書 1冊、ルール解説書 1冊(※カードサイズ カード(大)57×89mm、カード(小)41×63mm)
日本ボードゲーム大賞2021に『アルナックの失われし遺跡』
今年で20回目を迎える日本ボードゲーム大賞。昨年1年間に日本国内で新発売された国産・日本語版・輸入・同人ゲーム291タイトルの中から大賞を選んだ。
投票部門は昨年12月から今年2月まで、約2ヶ月にわたってネットなどで行われ、38都道府県から139名(昨年比-97名)が参加した。各自ベスト5まで記入できる方式で、1位5点、2位4点、3位3点・・・として集計。1位となったのは『アルナックの失われし遺跡』で、昨年の『イッツアワンダフルワールド』と同様、ゲーマーズゲームが大賞に選ばれた。ホビージャパンから日本語版が発売されている。
2位以下の順位は下記の通り。国産ゲームでは6位にダイソーゲームの『変顔マッチ』、9位に『57577』が入賞している。
同人ゲームは規定投票数に達しなかったため今年も公表されていない。また、選考部門(ゆうもあ賞)は新型コロナウイルスによる影響で選考するための試遊を十分に行えなかったため、今年も発表されていない。
【日本ボードゲーム大賞2020】
投票部門
1位:アルナックの失われし遺跡(Lost Ruins of Arnak)129点(得票率24.46%)
2位:キャンバス(Canvas)68点(得票率:13.67%)
2位:ミクロマクロ:クライムシティ(Micro Macro: Crime City)68点(得票率:13.67%)
4位:スピリット・アイランド(Sprit Island)58点
5位:ファーナス(Farnace)58点
6位:変顔マッチ 49点
7位:プロジェクトL(Project L)45点
8位:カートグラファー(Cartographer)40点
9位:57577 35点
10位:ことばのクローバー!(So Clover!)36点