『カタン』5~6人プレイで「手番外建設」なくなる
「手番外建設」は5~6人プレイ時の追加ルール。1周する間に資源がたくさん産出されすぎてバーストしないよう、手番プレイヤーの手番終了後、次のプレイヤーがダイスを振る前に、全員が時計回りに手持ちの資源で建設(発展カードの購入含む)ができるというもので、資源の交換や、規定点に達した場合の勝利宣言はできなかった。
「2人パイロットルール」はもともと宇宙編新版の5~6人用拡張(オリジナルは2020年発売)で導入されたもので、スタートプレイヤーが1番のトークン、スタートプレイヤーの左の左のプレイヤーが2番のトークンをもち、1番のプレイヤーが通常の手番を行った後、2番のプレイヤーが手番を行う。ただし2番のプレイヤーはダイスを振らず、他のプレイヤーとの資源交換はできない(4:1、3:1、2:1交換は可能で、勝利宣言もできる)。その後、1番と2番のトークンをそれぞれ左どなりに送って次の人の手番となる。
6人の場合は平均してダイスロール3回につき1回、5人の場合はダイスロール2.5回に1回手番が回ってくる計算で、バーストする確率は4人プレイよりも低いことになる。また、全員に意思確認をする必要がなくなり、時間短縮も期待される。公式サイトでは、現行の5~6人拡張でも「2人パイロットルール」で遊んでよいという。
CATAN UNIVERSE: 5-6 SPIELER ERGÄNZUNG MIT NEUER REGEL JETZT VERFÜGBAR
『マーチャンツコーヴ』日本語版、拡張4セットと共に7月29日発売
ファイナルフロンティアゲームズ(マケドニア)がキックスターターを経て昨年発売した超非対称型ユーロゲーム。プレイヤーはファンタジー世界を舞台に、入江の商人となって冒険者たちにを相手にお金を稼ぐ。
冒険者たちが船に乗って入江にやってくるので、タイムトラックメカニクスでお店の準備をし、冒険者の色に応じたアイテムを売って収入を得る。3ラウンドで最も多く稼いだ商人が勝利する。
最大の特徴は、商人それぞれが全く異なるマイボードをもち、別々のルールでアクションを行うところ。錬金術師の落ちものパズル、鍛冶屋のダイスマネージメント、船長のルーレットアクション、時間旅行者の変則タイル配置があり、それぞれのメリットとデメリットを考慮して商売しなければならない。
各商人のフィギュアをはじめとする豪華コンポーネントで、ソロモードも充実の欲張りな作品だ。
また、4種の拡張セットも同時発売となる。新たな商人として、ミープルの世話をする『宿屋(The Innkeeper)』、ロール&ライトの『占い師(The Oracle)』、バッグビルド&マンカラの『ドラゴンランチャー(The Dragon Rancher)』が加わり、モジュール式の拡張でソロシナリオが12も入った『秘められし宝箱(The Secret Stash)』でプレイの幅を広げられる。各3080円(税込)。