サバンナ高橋氏考案『ドラえもん ひみつ道具将棋』8月6日発売
ドラえもん通でもあり、ボードゲーム愛好家としても知られるお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄氏が考案。ひみつ道具の特徴を活かした16種類のカードを使って実力差を感じずプレイできる。
ひみつ道具カードは自分の駒を、空いているマスに移動できる「どこでもドア」、自分か相手の駒1つを、成らせることができる「ビッグライト」、自分の駒を取りにきた駒を、横にかわせる「ひらりマント」、自分と相手の駒を全て入れ替える「アベコンベ」など強力なものばかり。「アンキパン」と「コピーロボット」では専用の駒も登場する。
また四次元ポケット型ポーチが付属しており、将棋駒・将棋盤・カードの全てをコンパクトに収納して持ち運べる。将棋盤は硬質紙ボード製で、駒を打つと「パチン!」と音が鳴るようになっている。
内容物:四次元ポケット型ポーチ×1、将棋盤(9枚1セット)×1、コマ×40、ひみつ道具カード×16、アンキパン駒×1、コピーロボット駒×2、ひみつ道具カード早見表×2
クリプティッド(Cryptid)
未確認生物学者が手がかりを集めて、ほかの誰よりも先に居場所を特定することを目指す推理ゲーム。イギリスでは4年前、日本では2年前に発売されているが、ドイツでは昨年秋にスケリッヒゲームズから発売され、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた。居場所は盤上のどこか1マスしかなく、全員のヒントを総合すると決められるようになっている。
各プレイヤーは「森か山にいる」「廃墟から2マス以内にいる」といった条件をもっており、手番にはいずれかのマスにポーンを置き、ほかのプレイヤー1人に、そのマスが自身の条件に該当するか否か尋ねる。イエスならばディスク、ノーならばキューブを置いてマーキングし絞り込んでいく。自分のヒントを知られないようにしつつ、自分の中の仮説を確かめられるマスを選択することがポイント。
特定できたと思ったらマスを指定してチャレンジ。時計回りに聞いていき、全員がディスクを置いたら勝利となる。途中で誰かがキューブを置いたら中止となり、ゲームを続行する。答えはわからずじまいなのでハズレても脱落することはないが、自分のヒントがわかる行為でもあるので、他のプレイヤーにアドバンテージを与えてしまうだろう。
この手の推理ゲームは記憶の要素もあり、重苦しくなりがちだが、盤上がわかりやすくなっているのでかなり気楽に遊ぶことができる(少なくとも初級では)。「わかった、ここですよね!」「ああ、もうわかっちゃったかな」「えーどういうこと?」みたいな会話が繰り広げられ、自分だけわかった気になっていたら大きな勘違いをしていることに気づいて動揺したりもする。どこでチャレンジするか(100%でなくても行ったほうがよいことがある)の駆け引きもあり、脳にあまり負荷をかけないで楽しむことができた。
マップは毎回変えられる上に、上級では「〇〇にいない」というヒントも加わるので奥も深い。
Cryptid
ゲームデザイン・H.ダンカン&R.ビーバーズ/イラスト・クワンチャイ・モリヤ
オスプレイゲームズ(2018年)+ジェリージェリーゲームズ(2020年)
2~5人用/10歳以上/30~50分