聖獣を召喚してコンボ『ヴェイル オブ エタニティ』日本語版、9月13日発売
世界中から集められた聖獣たちを集めるカードコンボゲーム。韓国人デザイナーの作品で、マンドゥーゲームズ(韓国)から発売された。
毎ラウンド、山札から聖獣カードがめくられ、種類別に中央の場に置かれる。スタートプレイヤーからスネークドラフト(『カタン』の初期配置式)でほしいカード2枚に自分のマーカーを置いて「捕獲」し、それらのカードを手札に入れるか、売却して魔石を得る。
手札のカードは魔石のコストを支払うことで自分の前に「召喚」でき、即時効果や永続効果で魔石や得点が得られる。これを繰り返して誰かが規定点に達するか、10ラウンドでゲーム終了。得点で勝敗を決める。
魔石は価値1、3、6の3種類があり、お釣りが出ない上に、手持ちは合計4個までという厳しい制限がある。また召喚できる聖獣もラウンド数までとなっており、もっと召喚したければ、魔石を支払って不要な聖獣を破棄しなければならない。拡大再生産しにくいデザインが遊びやすさになっている。
とはいえ終盤はカードコンボで一気に大量得点できる場面もあり、それを可能にするカードのドラフトをめぐり、他プレイヤーとのインタラクションも楽しめる。ドラゴンを頂点とする70種類の聖獣は、世界各地の神話に登場するものばかりで、思い入れを強めるイラストも見どころだ。
内容物:ゲームボード 1枚、ドラゴンの《エタニティ》のスタンド 1体、得点ボード 1枚、ラウンドマーカー 1個、魔石 42個(赤い魔石 16個、青い魔石 14個、紫の魔石 12個)、スタートプレイヤーマーカー 1枚、プレイヤーマーカー 8個(4色各2個)、得点マーカー 4個(4色各1個)、カード 70枚、プレイヤータイル 4枚(4色各1枚)、説明書
ヴェイル オブ エタニティ(The Vale of Eternity / Hong / Mandoo Games+Sugorokuya, 2023-24)
スネークドラフトで確保したカードを獲得か売却。コストを支払って自分の前に出しコンボで得点を稼ぐ。所持金とプレイできるカード上限により派手なプレイができない分、緻密なコンボ組み立てが必要 pic.twitter.com/6VmK7HQ9UD— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 25, 2024
第3回ボードゲーム大祭、静岡・御殿場にて9月7~8日開催
ボードゲームショップ、同人サークルなど61団体が出展し、試遊と購入ができる。テンデイズゲームズ、サニーバード、ジーピー、JELLY JELLY GAMES、ホビージャパン、アークライトなど日本語版ボードゲームを扱う企業、OKAZU brand、さとーふぁみりあ、米光ゲーム、Mob+、ForGames、ハーベストバレーなど国産・同人ボードゲーム団体。出展社情報は下記ウェブサイトで確認できる。
会場は富士山麓に温泉・宿泊・レストラン・スポーツなどを備えた複合リゾート施設で、ボードゲーム以外にも温泉、サウナ、地ビールが楽しめる。さまざまな地ビールが2500円で2時間飲み放題の「ビアフェス」も同時開催。
イベント終了後も24時までプレイスペースが利用できる専用宿泊プランも用意されており、現在のところシングルルーム(1人12000円、2人19000円)と、和室(2人40200円~)のプランが残っている(その他の宿泊プランもあり)。