国際ゲーマーズ賞2022に『カーネギー』ほか
今年で23年目となるこの賞。イギリス、オランダ、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、日本の9カ国から23名の審査員がボードゲーム愛好者の目で投票し、集計して発表している。
『カーネギー』はクワインドゲームズ(オランダ)が今春発売したアメリカの企業経営ゲームで、アクションフォローのメカニクスを使った重量級ゲーム。日本語版は数寄ゲームズから発売中。
2人プレイヤー部門の『アーク・ノヴァ』は、今年のドイツゲーム賞を受賞した作品。昨年2人プレイヤー部門を受賞した『マイシティ』と同様4人までプレイできるが、プレイ時間の長さもあって2人プレイも人気である。日本語版はテンデイズゲームズから。ソロ部門は今年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『カスカディア』。こちらも4人までプレイできるが、ソロプレイでは好成績を目指す単体のプレイだけでなく、シナリオモードもプレイできる。日本語版はケンビルから(現在品切れ中)。
International Gamers Awards: 2022 Winners
【国際ゲーマーズ賞2022】
マルチプレイヤー部門:カーネギー(Carnegie)
ゲームデザイン:ゲームデザイン:X.ジョルジュ/クワインドゲームズ
ファイナリスト:アーク・ノヴァ、ブーンレイク、ダイスレルム、ゴーレム
2人プレイヤー部門:アーク・ノヴァ(Ark Nova)
ゲームデザイン:M.ヴィッゲ/フォイヤーラント
ファイナリスト:ブーンレイク、ゴーレム、イッツアワンダフルキングダム、ミクロマクロ:クライムシティ・フルハウス
ソロ部門:カスカディア(Cascadia)
ゲームデザイン:R.フリン/フラットアウトゲームズ
ノミネート:アーク・ノヴァ、バットマン:ザ・ダークナイト・リターンズ、カスカディア、エラ&サムシングシャイニー、ファイナルガール、ミクロマクロ:クライムシティ・フルハウス、ソルジャーズ・イン・ポストメンズ・ユニフォーム
色を覚えて3目並べ『クローク』日本語版、9月23日発売
オリジナルはルーゲームズ(オーストラリア)から2019年に発売された作品。『ゴブレット』(2000年)の要領でコマを隠したり移動したりしながら三目を揃える総木製コンポーネントのボードゲームだ。
手番にはコマを1個選んで隣接するスペースに移動させる。小さいコマは空いているスペースへ、大きいコマは空いているスペースか、小さいコマのあるスペースに移動できる。小さいコマのあるスペースに移動すると被せることができ、そのまま一緒に移動することもできる。小さいコマの色は4色あり、同色3個が一列揃ったと思ったら宣言してオープン。失敗すれば1回休みで、2回成功させたプレイヤーが勝者となる。
記憶だけでなく、先の先を読んだ駆け引きも求められる。
内容物:ボード 1枚、コマ(大)10個、、コマ(小)15個、収納袋 1つ、滑り止めシート 1枚、遊び方説明書 1冊