ポルトガル年間ゲーム大賞2023に『カーネギー』

ポルトガルのボードゲームサイト「シュピール・ポルトガル」は19日、2023年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)を発表した。5タイトルの最終候補から、審査委員会の投票によって『カーネギー(Carnegie)』が選ばれた。

ポルトガル年間ゲーム大賞は2006年からスタートし、17回目を迎える。サイトのメンバーが10タイトルの新作を挙げ、その中から最終候補を5タイトルに絞って投票にかけられる。コンポーネント、テーマ、システム、繰り返しプレイする価値、インタラクション、総合的な楽しさの6項目で審査され、ベストゲームが決まる仕組み。近年の受賞作は『リスボン』『ルート』『バラージ』『インペリアル・ストラグル』『インペリアル・スチーム』でゲーマーズゲームが並ぶ。

『カーネギー』はアメリカの実業家で「鉄鋼王」と呼ばれたアンドリュー・カーネギー(1835-1919)の人生にインスパイアされたボードゲーム。19世紀を舞台に、従業員の採用とマネージメント、不動産投資、商品の生産と販売、米国全土での輸送経路の構築を行って事業を拡大し、企業の名声を競う。昨年の国際ゲーマーズ賞で大賞を受賞。日本語版は数寄ゲームズから発売されている。

受賞したクワインドゲームズのA.クイスペル氏は「私たちは『カーネギー』の制作に心血を注ぎ、世界中のプレイヤーを魅了し、感動させるゲーム体験を提供するよう努めてきました。『カーネギー』を大賞に選んでいただいたことは、私たちの努力を認めていただいたものであり、今後もゲーム開発の限界に挑戦し続ける原動力になります」とコメントしている。

【ポルトガル年間ゲーム大賞2023】
大賞:カーネギー(Carnegie / X.ジョルジュ / クワインドゲームズ)
ノミネート:フェデレーション、ティルトゥム、ラクリモーサ、ウェザーマシン

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