ネズミたちは宇宙を目指す『ファーストラット』日本語版、3月下旬発売
ガラクタ置き場のネズミたちがチーズの月を目指すレース&セットコレクションゲーム。イタリア人コンビがデザインし、ペガズスシュピーレ(ドイツ)から2022年に発売された。日本では輸入版が遊ばれ、話題となっている。
各プレイヤーは、最初は2匹のネズミでガラクタ置き場の道を進み、建造材料や電球やリンゴの芯やチーズを集める。建造材料を集めてロケットの部品を建造し、電球で電飾ケーブルを進めて将来の収入を増やす。リンゴの芯は巣穴でネズミの数を増やしたり、特殊スキルをもたらすコミックを獲得したりするのに使う。コースの途中にはカエルやカラスなどの協力者が店を開いていて、便利アイテムをチーズと交換してくれる。
こうしてロケットの部品やチーズの寄付、ゴールまで進んでロケットに乗ったネズミなどが得点になるが、いずれも先にできるほど得点が高い。最後は最もポイントの高いプレイヤーが月面に最初の一歩をしるす。
コースのアイコンはゲームごとに変更可能で、その都度戦略も変わる。ソロプレイでも楽しむことができる宇チュー開発ゲームだ。
内容物:ゲームボード 1枚、木製ネズミ 22匹、カード 22枚、木製コマ 74個、タイル 258枚、得点シート 1部、早見表 5枚、ルールブック 1部、付録シート 1枚
行列はいつも大混乱!『ビースティ・バー』日本語版、3月17日発売
オリジナルはツォッホ社(ドイツ)から2014年に発売された作品。アラカルト・カードゲーム賞で3位を受賞している。長蛇の列ができる動物バーに、自分の動物たちを特殊能力を活かしてどんどん送り込む。
同じ組み合わせで12枚1組の動物カードから、各自4枚を手札にもつ。手番には1枚、バーの入口前に並べて1枚補充し、次の人はその後ろへ1枚と行列を作っていく。
行列が5枚になったら、先頭の2枚がバーに入り、最後尾の1枚がゴリラの用心棒に追い出されるが、動物たちには強さの数字と特有の能力があり、プレイされるたびに列の順序が前後したり、食べられて脱落したりしていく。
百獣の王ライオンは有無を言わさず先頭に出ることができ、シマウマは弱い動物たちをワニやカバの悪行から守る。オウムはどんなに強い相手でも帰らせてしまう。でも一番の困り者は、誰も見ていない隙に入口と出口を入れ替えるアザラシかもしれない。
全員がカードを使い切ったらゲーム終了で、バーに入った動物の数で勝敗を競う。タイミングを見計らい、手持ちの動物カードをうまくプレイできるか。味わいのあるイラストも大きな魅力の動物カードゲームだ。