『ヒューゴ』日本語版、4月23日発売
お城のパーティに招待されたお客が、オバケに追い掛け回されるゲームが装いも新たに登場。オリジナルのドイツ語版は今年のニュルンベルク玩具見本市で発売された。『ミッドナイトパーティー』と同じルールで遊べるだけでなく、ボードを裏返せば少し長めのゲームも楽しめる。
新しいゲームでは部屋にちょうどの数で入ると、前にいた人を追い出せるルール、地下牢から脱出できるルールが加わり、誰かの失点が規定以上になるか、ヒューゴが廊下を6周回るまで続けられる。1周するたびヒューゴのスピードは早くなり、最初は3歩だったのが、最後は7歩にまで上がる。
ウッドチャック(Das große Kullern)
溜めすぎて自滅
ボールが転がる坂道で、マーモットのウッドチャックを真っ先にゴールさせるゲーム。ボールがどこからどこに転がるか分からない。
坂道の上に5つのボール穴があり、上から銀のボール(岩)を入れる。ボール穴はそれぞれ途中で二手に分かれており、片方が塞がっているため、だいたい2分の1の確率で出てこない。手番には3個のボールを入れて、穴から出てきた分だけマーモットを進める。
ボールが出てきても途中にいくつか分岐点があり、ときには移動中のウッドチャックにぶつかって止まることがある。これがチャンスで、止まって溜まっているボールの数だけ進む数が増える。
したがって、自分のウッドチャックがいるあたりを狙ってボールを落とすのが基本。ただし、ボールが4個以上溜まると、ウッドチャックは岩の重さに耐え切れなくなったことになり、少し戻らなくてはならない。
さて、ボール穴に入れたとき落ちて来なかったものはどうなるかというと、ウッドチャックがラッパのマークを通過するたびにゲートを開ける。するとそれまで溜まっていたボールが一斉に落ちてくる。いきなりたくさん進めるようになるウッドチャックがいる一方、4個以上溜まって落ちていくものも。
自分のウッドチャックは2匹おり、両方を先にゴールさせたほうが勝ち。どちらを進めたほうが得か、よく考えよう。
長男の友達が遊びに来たときに出したところ、長男が気に入って、短期間で繰り返し遊んでいる。ゲートを開けて一気に落ちてくるのを気に入っているようだ。狙って落とす、先に進めるという戦略は教えなかったが、だんだん気付いてきたようで、子供たちが勝つことも多い。
Das groß Kullern
B.ヴェーバー、J.P.シュリーマン/ラベンスバーガー(2011年)
2~4人用/6歳以上/20~30分