『ビブリオス:中世の写本師』日本語第2版、6月上旬発売
2007年にアメリカの個人出版社から発売され、2010年にイエロ社(フランス)がリメイクした作品。日本語版は2012年に発売されたが、品切れとなっていた。第2版では箱に日本語のロゴが入ったほか、カードの仕様も若干変更になっている。
プレイヤーは中世欧州の領主となり、ほかの領主達よりも立派な書庫を充実させることを目指すゲーム。貴重な写本を読みやすく美しい書面とするため、色のついた文字や装飾に必要な顔料をそろえ、ひたすら根気の要る筆写作業をこなす腕の良い写本師を揃え、なるべく少ない投資で原本となる様々な写本や聖書などを買い揃え、書庫を充実させなくてはならない。
顔料や写本師への支払いは競りによって変わっていく。はたしてほかの領主よりも立派な書庫を作り上げることができるだろうか。5つのジャンルを競りで集め、それぞれのトップ賞の得点をとる。大枚をはたいて集めても、トップ賞が安くてはどうしようもない。独特のシステムで駆け引きの楽しい定番ゲームの再登場だ。
・ホビージャパン:ビブリオス:中世の写本師
フォーチュン21閉店
仙台のボードゲームカフェ・フォーチュン21は5月15日、店長のおめでたを理由に約5年間にわたる営業を終了した。
2009年に開店した国内初のボードゲームカフェ。英会話カフェを兼ねていたこともあって、仙台在住の外国人ボードゲーム愛好者が多く訪れ、交流が盛んに行われていた(TGiWレポート)。昨年4月にはジーピー主催「東北6県カタン大会」の会場ともなった。
本業をもちながらカフェを経営していた千田店長だが、この度のおめでたにより、子育てをしながら本業とカフェを続けていくのは難しいと判断。泣く泣く閉店を決意したという。
営業最終日は閉店を惜しむボードゲーム愛好者が盛岡や山形からたくさん集まってボードゲームを楽しんだ。連絡先を交換し合って、今後もゲーム会を開いていくことを確認した。
同店を予定していたチケットトゥライド日本選手権の地区予選は、別会場で行われる見込み。また、お店は営業しないが、千田店長は人狼会などのイベントをときどき開きたいという。
・フォーチュン21
今はみんなで人狼。 pic.twitter.com/Ng6aZVWZWb
— CAFE FORTUNE-21 (@cafe_fortune21) 2014, 5月 15