『キングスポート・フェスティバル』日本語版、10月上旬発売
ストラテリブリ社(イタリア)が制作し、コスモス社によるドイツ語版などと共に発売される。作者はイタリア人のA.チャヴェルジオ(『キングスブルク』『ヒュペルボレア』)とG.サントピエトロ(『ホワイトチャペル』)。
プレイヤーはカルト教団の一員となり、邪教でキングスポートの街を支配することを目指す。呪文や建物などの効果を使って力をため、「授け物」を受け取り、妨害する者を倒し、予期できぬイベントに立ち向かう。
やがて丘の頂のむこうに、黄昏のなかで白々と広がるキングスポートが見えた。雪化粧をしたキングスポートには、古風な風見、尖塔、棟木、通風管、岩壁、小さな橋、柳、墓地がうかがえた。急勾配のまがりくねる狭い街路がうみだす果てしない迷路があり、中心部には、歳月の風化からまぬかれている目眩くような丘がそびえ、その頂上に教会がそそり立っている。とどまるところを知らぬ迷宮のような植民時代風の家々は、子供がでたらめにつくった積木の城さながらに、あらゆる角度、あらゆる高さで、あるいは積み重なり、あるいは分散している。細孔あるのみにて足るべき大地に、大いなる穴ひそかに穿たれ、這うべきものども立ちて歩くを学びとりたり」(H・P・ラヴクラフト 『魔宴』(1923) 大瀧啓裕訳)
110枚のカード、79個のリソースマーカー、65個のキューブ、15個のダイスなどコンポーネントも盛り沢山のゲーマー向け作品だ。
すごろくや、高円寺徒歩1分に新店舗
東京・高円寺のボードゲーム専門店すごろくやは、9月7日(日)で現店舗での営業を終え、9月11日(木)から100メートル離れた新店舗に移転する。連休となる13日からの週末は移転キャンペーンを行う予定。
新店舗は、これまでのJR高円寺南口とは反対の北口で、駅を出て東へ徒歩1分前後のところにあるビルの2階(杉並区高円寺北2-3-8日光ビル2F)。現店舗より天上が高く、空調がしっかりしていて、混雑感を緩和させるという。
すごろくやは2006年4月に現在地にオープンし、今年で9年目となった。ファミリー、キッズ、ゲーマー向け、国産同人、オリジナル作品など豊富なラインナップと、メディア露出、地域連携で知名度が高い。ボードゲームコミック『放課後さいころ倶楽部』に登場するボードゲームショップのモデルにもなっている。
お店への行き方はリンクを参照。現在の店舗はすごろくやのイベントスペースとして当面は存続する。
高円寺0分すごろくや:9月11日より店舗を100メートルほど移転します