『宝石の煌き』多言語版、11月中旬発売
今年のドイツ年間ゲーム大賞のノミネートされた宝石コレクションゲーム。日本では今年5月に輸入版が発売されたが、その後品切れが続いていた。プレイヤーは商人ギルドの長となり、資産を使って鉱山に投資し、自分の船を新世界へ送り出し、優秀な職人たちを雇い、原石を美しい宝石へと磨き上げる。
ポーカーチップのようにずっしり重い宝石・黄金トークンを使う。これで発展カードを購入し、そこから威信ポイントやボーナスを受け取る。このボーナスにより、ほかの発展カードを安く購入できるようになる。また、ボーナスが増えることで、貴族の訪問カードを購入しやすくなり、さらに威信ポイントを増やしていく。
簡単なルールとプレイ時間の短かさに加え、深い戦略性で、1回プレイするとすぐにもう1回プレイしたくなる作品。今年の話題作が入手しやすくなるのは嬉しい。
・TGiWレビュー:宝石の煌き
シュピール’14:スカウトアクション
ボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は、ドイツのボードゲームメッセ「シュピール」で発表された新作の人気投票「スカウトアクション(Scoutaktion)」を現地で行い、結果を発表した。この投票は重複投票を避けるため記名式で行われ、1~5の5段階で評価する(1が最高)。結果は以下の通り。
1位はS.フェルトの深海調査ゲーム『アクアスフィア』、2位はR.シュトックハウゼンの『オルレアン』、3位はイタリア人デザイナーコンビの『戦国』。プレイ時間90分以上の遊びごたえのあるゲームがランキングの殆どを占めた。
また規定票数には届かなかったが評価の高かったものとして、『アルルの大地(Arler Erde)』、『セイル・トゥ・インディア(Auf nach Indien!、OKAZU Brand作品のドイツ語版)』、『ブルーポイント(Blue Points)』、『ユーフォリア(Euphoria)』、『フラッシュフィッシュ(FrischFisch)』、『ヒストリア(Historia)』、『マヘ島(Mahe)』、『ミソトピア(Mythotopia)』、『ネーションズ・ダイスゲーム(Nations: Das Wüfelspiel)』、『マンハッタンプロジェクト(The Manhattan Project)』が挙げられている。
【フェアプレイ・スカウトアクション】(40票以上)
1位:アクアスフィア(AquaSphere/ホールゲームズ・ペガサスシュピーレ)1.87
2位:オルレアン(Orléans/dlpゲームズ)1.93
3位:戦国(ZhanGuo/ホワッツユアゲーム?)1.96
4位:アルケミスト(Alchemists/チェコゲーム出版)1.98
5位:デウス(Deus/パールゲームズ)2.02
6位:ムラーノ(Murano/ルックアウト)2.16/41票
7位:シュタウフェン朝の人々(Die Staufer/ハンス・イム・グリュック)2.17
8位:パッチワーク(Patchwork/ルックアウト)2.24
9位:ビースティバー(Beasty Bar/ツォッホ)2.39
10位:アビス(Abyss/ボンビックス)2.44
11位:コルトエキスプレス(Colt Express/ルドノート)2.49
12位:ファイブトライブス(Five Tribes/デイズオブワンダー)2.50
・Fairplay Online:Tagesergebnisse der Scoutaktion 2014