第9回カルカソンヌ世界選手権、望月隆史氏優勝
10月19日、ドイツのエッセンで行われているメッセ「シュピール」にて、第9回カルカソンヌ世界選手権が開催され、日本代表の望月隆史氏が昨年優勝のP.リツァルドプロス氏(ギリシャ)を破って優勝した。日本代表は4回目の参加にして初めて栄冠をつかんだ。
世界32カ国の代表と、昨年のチャンピオンP.リツァルドプロス氏が参加。予選を6ゲーム行い、勝ち数で上位4人が準決勝に進出した。予選を通過したのはスロヴァキア、日本、ポルトガル、ギリシャ代表という顔ぶれ。望月氏を除く3人は全員、ギリシャ代表のP.リツァルドプロス氏をはじめ昨年の世界選手権にも出場している。一昨年のチャンピオンで昨年は準優勝だった本命のM.モイズィス氏は5位で予選通過ならず。
望月氏は予選を2位で通過し、準決勝ではポルトガル代表を40点という大差で破って決勝に進出した。決勝はP.リツァルドプロス氏との対決となり、劣勢だったが104対87で逆転勝利。第6回で準優勝した小向真之介氏の成績を上回り、日本初の優勝トロフィーをもたらした。
会場ではカルカソンヌのデザインをあしらった着物姿のメビウスママさんをはじめ、多くの日本人が応援に駆け付けた。ツイッターでは愛好者による祝福と興奮の声でにぎわっている。
・Togetter:2014カルカソンヌ世界選手権大会
・Spielzentrum Herne:8th Carcassonne World Championships 2014
カルカソンヌ世界大会 記念写真 メビウス夫婦も乱入 pic.twitter.com/Wyzx7jv03j
— メビウスママ (@mobiusmama) 2014, 10月 19
第10回カタン世界選手権、松本吉高氏準優勝
10月10日から3日間にかけて、ドイツ・ベルリンで行われたカタン世界選手権で、日本代表の松本吉高氏が準優勝を獲得した。優勝はエストニア代表のS.ストローム氏。
現在隔年開催となっているカタン世界選手権。今年は35か国から64人の代表が参加した。予選4回戦を2勝、合計37(1試合平均9.25)点という好成績で通過した松本氏は6位で予選通過。セミファイナルで勝利し、決勝に進んだ。決勝はエストニア、ドイツ、ラトビア、日本という顔合わせになり、激戦の末2位。これまでの日本代表の最高成績(大井真也氏、2006年)に並ぶ準優勝という結果を残した。
戦いのレポートは松本氏自らがジーピーのホームページでまとめている。その総括の中で「世界のレベルがどうであったかというと、日本のトップクラスの人たちであれば、英語が程々にできる前提で、対等に渡り合えるのではないかなとは思いました」とコメントしている。再来年も日本人の活躍が期待される。
・ジーピー:カタン世界選手権について