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オランダゲーム賞に『宝石の煌き』『コンコルディア』

オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は11日、今年の大賞作品を発表した。5月に発表されていたノミネート作品2部門計6タイトルから、ファミリー部門は『宝石の煌き』、エキスパート部門は『コンコルディア』が選ばれた。
ボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名によって選ばれる賞。かつては大賞1タイトルのみを選んでいたが、一昨年から2部門に分けて大賞を発表している。受賞した『宝石の煌き』は昨年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品、『コンコルディア』は昨年のドイツ年間エキスパート大賞ノミネート作品。昨年の受賞作『クウィックス』と『アンドールの伝説』と同様の結果となっている。
授賞式は11月のアイントホーフェン・ボードゲーム祭にて行われる。
この賞の対象は過去1年間にオランダでリリースされた新作であるため、1年遅れでの受賞となった。両作品とも日本でも流通しているが、『宝石の煌き』はこれから日本語版が発売され、『コンコルディア』の日本語版はすでに入手難となっている。
Nederlandse Spellenprijs
TGiWレビュー:宝石の煌き
TGiWレビュー:コンコルディア

Posted in 日本語版リリース

『宝石の煌き』日本語版、7月中旬発売

ホビージャパンは7月中旬、話題の宝石コレクションゲーム『宝石の煌き(Splondor)』日本語版を発売する。M.アンドレ作、2~4人用、10歳以上、30分、5,000円(税別)。

昨年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたほか、ゴールデンギーク賞・ファミリー部門大賞、オリジンズ賞・カードゲーム部門大賞(ともにアメリカ)、オランダゲーム賞・ファミリー部門大賞、日本ボードゲーム大賞・投票部門1位と国際的に高い評価を得ている作品。昨年11月に日本語を含む多言語版が発売されたが、ほどなく品切れとなっていた。

プレイヤーは商人ギルドの長となり、資産である宝石を使って鉱山に投資したり、自分の船を新世界へ送り出したり、優秀な職人たちを雇ったりしていく。最後は莫大な資産をもつ後援者を得て、栄光と名声を勝ち取る。

宝石や黄金のトークンを取り、このトークンで発展カードを購入。これが威信ポイントやボーナスになる。ボーナスによりその後の発展カードを安く購入できるようになったり、貴族の訪問を受けて威信ポイントになったりする。いずれかのプレイヤーが15威信ポイントを得た時点で、そのラウンドの終了時に最も威信ポイントの高いプレイヤーが勝者だ。

簡単なルールとプレイ時間の短かさに加え、プレイするたびに変わる深い戦略性で、1回プレイするとすぐにもう1回プレイしたくなる傑作ゲーム。日本語版の発売でやっと入手しやすくなった。

TGiWレビュー:宝石の煌き