『ブレーキングアウェイ』日本語版、11月22日発売
オリジナルは1991年にフィーンディッシュゲームズ(イギリス)から発売された作品。環状のコースで、4人チームの自転車選手でレースに出場し、ハイスコアを狙う。マイナーな出版社の作品だが、play:gameの管理人けがわ氏のお気に入りゲームで、日本でもよく遊ばれるようになった(play:gameのレポートリンク)。
毎ラウンド、コマを前から順に移動させる。予めコマに割り振った移動力の中から1つを選んで進むが、集団の後ろにいるほど大きい移動力が得られるようになっている。つまり前の選手をうまく風よけに使って進んでいくのだ。
しかし、後ろにいてばかりでは上位は目指せない。首位グループから抜けだして単独トップになるとその数だけ移動力が加わる「ブレーキングアウェイ・ルール」を使って勢いをつけよう。
チーム内でのアシストも戦略上重要。シンプルなルールながら位置取りの悩ましい作品だ。9人まで遊べるオリジナルに合わせ、別売りで追加コマセット(1000円)も発売される。
・New Games Order:ブレーキングアウェイ
『スパイフォール』日本語版、11月22日発売
ウクライナ人デザイナーの作品で、オリジナルは2014年にホビーワールド(ロシア)から出版され、現在のところ15ヶ国語で出版されている。ヘムズ・ユニバーサルゲームズによる日本語版は今年春の『バオバブ』に続いて2タイトル目。
各プレイヤーは1枚ずつカードが配られるが、スパイカードが1枚だけ入っており、そのプレイヤーがスパイとなる。ほかのプレイヤーはエージェントとなり、順番に質問をしてスパイを探し出す。一方のスパイは、質問や会話からエージェントに配られたロケーションカードを推理する。
質問は何を聞いてもいいし、何を答えてもよい。だが、「軍事基地」「宇宙ステーション」から「ナイトクラブ」「映画撮影スタジオ」までバラエティに富んだロケーションを、どれくらいスパイに分からないようにエージェントが伝えられるかがカギとなる。
エージェントたちが協力してスパイをあぶりだせるか、スパイが最後まで正体を隠し通せるか。観察力やずる賢さが試される、スリリングなパーティーゲームだ。
・Hemz Universal Games:スパイフォール