アルジャーノンプロダクトから『斬捨御免』12月12日発売
アルジャーノンプロダクトはアニメ・ゲーム・ミリタリーなどのグッズを企画製造しているメーカーで、過去に『ダンガンロンパ 1・2:超高校級の人狼』をリリースしている。
プレイヤーは幕末の登場人物となり、自身の手札とほかのプレイヤーの出したカードをもとに、ほかプレイヤーの正体を暴くことを目指す。登場人物は「新選組」「土佐藩」「長州藩」「薩摩藩」「メリケン」「エゲレス」という6つの勢力に属しており、同じ勢力ならば協力し、ほかの勢力ならば成敗するのだ。
「みまわりルール」と「じんもんルール」があり、上級者向けの「計略札」も入って、プレイヤーや好みに応じて使い分けることができる。かわいいイラストとは裏腹に、油断できない緊張感が楽しめる。
『私の世界の見方』日本版、11月22日発売
オリジナルはファタモルガーナ社(スイス)から2004年に発売された作品。ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト、アラカルトカードゲーム賞3位を受賞している。
親がお題カードを読み、ほかの人がそのお題の空欄にふさわしいと思う単語カードを出す。全員が出した単語カードを混ぜ、さらに山札から1枚を加えて読み上げ、親が気に入ったものを1つ選ぶ。選ばれた人が得点して、規定得点を取ったプレイヤーが勝利する。山札から加えられた1枚を選んでしまうと、親は失点になってしまうので、あまりに突飛なものは選べない。
類似の作品としては、日本版も発売された『アップルトゥアップル』(1999年)もあるが、お題カードと単語カードに多義性と深みがあり、輸入版(ドイツ語のカードにラベル貼付)が国内でも広く遊ばれてきた。
日本版は、2012年夏の発売予定から3年越しで完成。その間、2回にわたってお題アイデアコンテストが行われ、日本ならではの楽しい作品が全国から寄せられた。その成果でオリジナルを超える180のお題と、日本人にお馴染みの単語が多数入っている。合計約500枚のカードで末永く遊べる作品。満を持しての登場だ。