ニュルンベルク玩具メッセが2月1日から6日間に渡って行われる。ドイツ市場では、エッセンのシュピールと共にボードゲームの新作が発表される二大イベントとなっている。ここで発表される予定の新作を、出版社別に紹介しよう。はじめはいつも情報が早いアミーゴから。
H.シャフィール作、2~4人用、8歳以上、15分。
果物の数が揃ったらベルを鳴らすパターン認識ゲームのバリアント。今度は果物が楽器を持って登場する。果物・楽器・色のうち2つ以上が同じカードがめくられたら素早くベルを押そう。また「歌っているプラム」が出たときも無条件にベルを押さなければならない。カードがなくなった人から脱落し、残り2人になった時点でカードの多いほうが勝つ。
U.ローゼンベルク作、3~5人用、10歳以上、45分。
豆を育てて収穫するカードゲームの発売20周年記念版。「跳び豆」という新しい豆が登場する。この豆を2枚以上で収穫したとき、プレイヤー人数+1枚のカードを山札からめくり、自分で1枚取り、残りをほかのプレイヤーに1枚ずつプレゼントしていく。受け取ったプレイヤーはその豆を植えるか捨てるか選ぶ。最後に残った1枚は自分がターラーとして獲得する。
H.シャフィール作、2~4人用、7歳以上、20分。
同時プレイのダイスゲーム。全員同時に5つのダイスを振って、同じ色にすることを目指す。同じ色になったらその色のコマを取る。ほかのプレイヤーがすでに取っていればその人から取ることもできる。こうして全部のコマが取られたら得点計算。獲得したコマの色によって点数が異なる。これを繰り返し、20点になったプレイヤーが勝利する。
H.マイスター作、2~6人用、8歳以上、15分。
同じものが2回出たか覚えておく記憶ゲーム。カードには食べ物や道具など3つのものが描かれており、1つのものは全体で2つしかない。カードを1枚ずつめくっていき、2回目のものが出たと思ったらそれを取る。検証はせずそのままゲームを続行するが、すでに取っていたものが描かれたカードが出たら、1回目なのに取ったことになり脱落する。3ラウンドで最も多くものを集めたプレイヤーが勝利。
R.クニツィア作、2~4人用、6歳以上、15分。
いろいろな記憶力を試すキッズゲーム。各プレイヤーの前にモンスターカードを置き、その上にもぞもぞ虫チップを置いてスタート。手番には山札からカードをめくリ、そのアクションを行う。アクションは指定されたモンスターのチップをめくって探す記憶アクション、もぞもぞ虫を取ったり渡したりするアクション、ジェスチャーや鳴き声を順番に増やしていくモンスターアクションの3種類。自分のモンスターカードからもぞもぞ虫チップを全部なくしたプレイヤーが勝つ。
H.ケルマレク作、2~6人用、6歳以上、15分。
ダイナミックなパターン認識ゲーム。各自、自分の前に山札を置き、手番になったら1枚ずつめくって場に並べていく。カードの動物か色が3枚揃ったら、素早く中央の棍棒カードを取る。一番早く取った人が場札を全部獲得するが、獲得したカードは以降まとめて、一番上のカードだけめくって扱う。こうして全員の山札がなくなったとき、獲得したカードの多い人の勝利。
F.モヤーソン作、1~2人用、8歳以上、30分。
スタートからゴールまで相手より早くつなぐことを目指すゲーム。通路には扉やトロルが立ちはだかるほか、アクションカードで相手を動けなくしたり、通路カードを取り除いたりすることもできる。ゴールに全部つながるか、ドワーフマーカーが全部配置されるか、山札と手札がなくなったらラウンド終了で、3ラウンド行って獲得した金塊を合計して多い人が勝つ。
F.モヤーソン作、1~2人用、8歳以上、30分。
スピード勝負のパターン認識ゲーム。中央に裏にしてカードを広げ、1枚を取って同時スタート。カードには色の種類、形の種類、合計数の3つの要素があり、前のカードと3要素とも同じでないカードを探す。最初に7枚獲得した人がラウンド終了を宣言し、間違っていたカードは捨て札となり、間違いのなかったカードの多い人から得点カードを獲得する。5ラウンド合計で勝負。