第3回名古屋ボードゲームフリマ、1月9日開催
毎年お正月早々に開催されているイベント。今回は前回を超える34団体が29ブースを出展。ボードゲームショップではマスターズギルド、プレイスペース広島、サークル・出版社ではCOLON ARC、リトルフューチャー、鍋野企画、ゲームNOWA、みさき工房、758ボードゲーム会、eggplantなどが出展する。秋のゲームマーケットで人気だった作品を入手できるチャンスだ。
待機列の開始時間は今回設けられていないが、スタッフの指示に従って静かに待つこととされている。詳細はこちら。
・名古屋ボードゲームフリーマーケット
翌日の10日には、地元有志による「名古屋ボードゲームフリーマーケット翌日祭」が行われる。ゲームストア・バネストすぐ近くの、北生涯学習センタ愛知県スポーツ会館にて9:30~16:30。参加料500円。普段遊ばない人と交流するよい機会になるだろう。
・TwiPla:1/10 名古屋ボードゲームフリーマーケット翌日祭
ゴリティア(Goritaire)
バナナが足りない!
ゴリラは上の段に行くほど強い特殊効果を発揮するが、バナナの補給がないと生きていくことができない。バナナが足りなくなったらゲームオーバーだ。ゴリラの数を調整しつつ、少しずつ増やしていこう。
7枚の手札からスタート。山札からカードを引いて、場にゴリラを出したり、前に出したゴリラをタップしてアクションを行ったりする。ゴリラはピラミッド状に置き、上の段にあるゴリラほどアクションが強い。
例えば1段目のゴリラ1枚をタップすると、「ゴリラ」か「バナナ」といって山札から1枚めくり、合っていれば手札に入れられる。これが2段目のゴリラなら無条件で1枚山札を引くことができ、4段目のゴリラなら、1枚タップすると手札のバナナを1枚捨てるだけで4バナナが得られる。
このようにアクションは14種類もあるが、大別すれば山札からカードを引く、場に出す、バナナを増やすである。
アクションが終わったら食事。場にいるゴリラの数だけバナナが供給できれば次のターンになり、足りなければゲームオーバーとなる。このため、むやみにゴリラを増やしてしまうと苦しい。毎ターン、どのアクションでバナナを確保するか計画を立てていかなければならない。特に場にバナナを置くアクション(「植林」)は、食べても減らないバナナが作られるので重要だ。
1段目に7枚のゴリラが並び、そのターンにバナナを供給できれば勝利。このターンはゴリラもたくさんいるので実に苦しい。
1人プレイ、最初は5分ほどであえなくゲームオーバー。山札からバナナが引けずにすぐ行き詰ったのである。そこで2ゲーム目は「植林」に力を入れてみた。ゴリラとバナナをバランスよく引けたこともあって最後まで耐え切り勝利。最後の1ターン前が苦しかった。
2種類だけのカードでこれだけの深いゲームにするミニマリズムに感動した。1人で遊ぶのが寂しければ、2人の協力プレイでも楽しめるだろう。
ゴリティア
ポーン/ステッパーズストップ(2014年)
1人用/12歳以上/20分