イクジット 秘密の実験室(EXIT: Das geheime Labor)

みんなで本気で考える
イクジット秘密の実験室
コスモス社から発売されている謎解きゲームシリーズ。秋に発売された3タイトルはドイツのボードゲームショップでも専用ショーケースで販売されるほどの力の入れ方で、すでに合計10万部を売り上げたという。言語依存があるが、ゲームストア・バネストが細部まで日本語化して販売している。そのうちの1つ「秘密の実験室」を5人でプレイ(ネタバレなし)。
実験室に閉じ込められたプレイヤーが、カードで指示される謎を解いて脱出することを目指す。はじめに渡されるのはブックレットと回答ディスクのみ。ブックレットの中に、部屋の見取り図があるので、そこにある1枚目の問題から取り組む。
問題はアルファベットの付いた「謎カード」に指示されており、対応する「謎カード」を引いて、その問題を解く。今回はどの謎カードも3つの数字を当てる問題で、その数字をもとに回答ディスクを回すと、どの番号の回答カードを引くかが指示される。その回答カードに「×」がついていればやり直し。正解なら次の問題に進めるという寸法だ。
行き詰まったらヒントカードが用意されている。各問題について3枚あり、1枚目を読んでも分からなければ2枚目、それでも分からなければ3枚目を引く。3枚目は正解が書かれている。これによって、途中で挫折しないようになっている。
成績は、10問全問解くまでにかかった時間と、それまでに見たヒントカードの枚数で決まる。とはいえ2回目はもうできない。カードやシートに書き込むということもあるが、それ以上に解き方が分かってしまうからだ。気に入ったら、シリーズの別の作品を遊ぶと良いだろう。
今回は所要時間90分(1問あたり9分)でヒントカードを6枚見たので成績は10点満点の3。5人プレイだとよく思いつく人と、よく分からなくて見守っている人(どちらかというと私は後者)に分かれたが、どの問題もやりごたえがあって次第に引き込まれていった。
EXIT Das geheime Labor
デザイン・I.ブラント&M.ブラント
コスモス(2016年)
1~6人用/12歳以上/45~90分
ゲームストア・バネスト:イクジット 秘密の実験室

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