ジェンコン2016閉幕、参加者は61000人
ジェンコンはTRPG、SLG、ミニチュアゲーム、TCG、ボードゲームなどの総合イベントで、1968年から始まり今年で49回目を迎える。開催地は当初ウィスコンシン州だったが、2003年からインディアナポリスに移っている。会期中に大会などの各種イベントが行われるのが特徴で、有料イベントだけで今年は16500に達した。
このイベントの中で第6回ドミニオン世界選手権が開かれ、大阪ドミニオン会のYoshiball氏が優勝を果たしている。また、『ラブレター』英語版の版元であるAEG社の招待でカナイセイジ氏と健部伸明氏が参加し、新作『ラブレター:プレミアムエディション』のプレゼンテーションを行った。そのほかにも多数の新作が発表されており、10月のエッセン・シュピールの新作と併せて続々と日本発売になりそうだ。
記念すべき50回目を迎えるジェンコン2017は来年8月17日から4日間にインディアナポリスで開かれる。
・Gen Con:Gen Con 2016 Continues Turnstile Attendance Records in Transformative Year
恐竜と研究者の戦い『ラプトル』日本語版発売
オリジナルはマタゴー(フランス)から2015年に発売された作品。デザイナーは『アビス』のカタラと、『操り人形』のフェデュッティがコンビを組んだ。ゴールデンギーク賞の2人ゲーム部門でノミネートされている。輸入版を含め、国内での販売は初。
ラプトルとはドロマエオサウルス科の肉食恐竜で、調査隊と生死をかけて戦う。ラプトルは3匹の子ラプトルを逃がすか、研究者を全て食べてしまうと勝ちで、研究者は母ラプトルを無力化するか3匹の子ラプトルを捕まえれば勝つ。
両プレイヤーは、手札3枚の中から1枚を選択して同時に公開する。出されたカードの数字が大きい方は、小さい方との差分だけ移動などのアクションを行い、数字が小さい方は特殊アクションを実行できる。どのカードを出すか、熱い駆け引きが繰り広げられる。
ラプトル側と科学者側でカードの内容が異なる「非対称ゲーム」で、しかもボードを組み替えて遊ぶこともできるため、繰り返し楽しめる作品だ。