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『老師敬服』キックスターター成功

国産同人ゲーム『老師敬服』の一般発売にあたって、ホビージャパンが行っていたキックスタータープロジェクトが17日に終了し、574名から目標額の2倍以上となる220万円の出資を受けて成功した。
『老師敬服』は道場主たちが弟子をとって鍛えていくゲーム。HOY GAMESがゲームマーケット2016秋に発表した。弟子カードにアクションタイルを割り当て、順番に実行するが、自分が選んでいないアクションでも「敬服」することで便乗できる。
ゲームマーケットの新作評価アンケートで6位に入り、ホビージャパンがアートワークを一新して一般発売を企画。国内だけでなく、海外展開の一環として日英独仏の他言語版を制作し、キックスターターで出資者を募集していた。
キックスターター版では、予定されていた全てのストレッチゴールをクリアし、コンポーネントが追加されたり豪華になったりしている。5月に発送予定。国内でもこれに合わせて一般発売される見込み。
キックスターターでのボードゲームの製品化は盛んになっており、個人だけでなく企業も参入して昨年1年間で総額1億3777万ドル(150億円)が出資されている。ホビージャパンが国産ボードゲームの製作でクラウドファンディングを利用するのは初めて。
Kickstarter: Master of Respect : Kung-Fu Dojo Management Game | 老師敬服

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記憶を頼りに脱出ルート探し『メモアァール!』日本語版、4月下旬発売

memoarrrJ.jpgホビージャパンは4月下旬、『メモアァール!(Memoarrr!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ボルトリーニ、イラスト・P.フォンタニエ、2~4人用、8歳以上、10~20分、1800円(税別)。
ベルリンのボードゲームカフェ「シュピール・ヴィーゼ」が昨年のエッセン・シュピールで『インディアンサマー』『ノリア』と共に発売した作品。ゲーマーズゲームが上位を独占するスカウトアクションの中で、唯一ランクイン(6位)し、輸入版が何社かから国内流通している。
プレイヤーは火山島に上陸した海賊の一味となり、流れ出す溶岩に飲み込まれてしまう前に自らの記憶力と海賊の強運を頼りに脱出ルートを探し出す。手番にはテーブル上に並んだ場所カード1枚をめくり、直前にめくったカードと同じ動物か、同じ背景であればOK。つながっていないカードをめくってしまったらラウンドから脱落する。こうして最後まで残ったプレイヤーが現在のラウンドの勝者となり、宝物を1枚獲得する。
その後、めくったカードは全て裏向きに戻して、次のラウンドを開始へ。ゲーム全体を通して場所カードの位置は変わらないため記憶力が試される。覚えていたつもりが違ったカードをめくってしまうことも。全7ラウンドで最も多くのルビーを獲得するのは誰か?
キッズから遊べるゲームだが、めくった動物ごとに特殊能力が発生する上級ルールも入っていて大人だけでも楽しむことができる。
内容物:カード40枚(場所カード25枚、宝物カード7枚、火山カード3枚、参照カード5枚)