『スパイフォール2』日本語版、12月2日発売
ウクライナ人デザイナーの作品で、ホビーワールド(ロシア)から出版されヒットしたコミュニケーションゲームの続編。オリジナルは2016年に発売された。12人までプレイ可能となり、スパイを2人入れることができるようになった。
各プレイヤーは1枚ずつ役割カードが配られるが、スパイカードを配られた1人がスパイとなる。どんなロケーションかは伏せられており、スパイ以外は皆知っている中で、順番に質問をしスパイをあぶり出していく。一方のスパイは、質問や会話からロケーションカードを推理する。
新しいロケーションは「建設現場」「国連」「地下鉄」「結婚式」「老人ホーム」など20種類。分かる人にだけ分かる会話をどのように繰り広げるか、そこからスパイ役が何を読み取るか、会話の盛り上がるパーティーゲ―ムだ。
人材を集めてコンボ!『マジェスティ』日本語版、12月16日発売
『宝石の煌き』のM.アンドレ(フランス)がデザインし、今秋のエッセン・シュピールでハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発売された作品。小さな国の領主となって、人材を集めて国を豊かにするカードゲーム。
各プレイヤーの前には7種類の建物があり、製粉所には粉屋、城は貴族というようにそれぞれ対応する人材がおり、手番には中央に並んでいる人材カードの中から1枚を選んで配置していく。人材を置くとその建物が発動し、収入を得たり、ほかのプレイヤーに攻撃を加えたりできる。収入額は以前に置いた人材が多いほど高く、ほかの建物と連動していることもあるので、累積させたり組み合わせたりして高収入を目指そう。
中央からカードを取るときは、一番端が無料で、それ以降は取りたいカードの手前までコストとしてミープルを置かなければならない。自分が欲しいカード、他の人に取らせたくないカードに、コストが加わって悩ましい選択となる。
最後は建物ごとに村人の数を数え、それぞれ1位のプレイヤーにボーナスが与えられる。また、置いてあった村人の種類の二乗がボーナスになるため、一点に集中しすぎるのも得点が伸びない。遊ぶたびに理解が深まり、繰り返しプレイしたくなる作品だ。
内容物:人物カード60枚、建物カード32枚、ミープルカード4枚、コイン70枚、ミープル30個、ルール説明書1冊、建物カードの特殊能力早見表1枚(カードサイズ:43.5×67.5mm(人物カード)/59×91mm(建物カード、ミープルカード))