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R.クニツィアの都市再建ゲーム『ブルームーンシティ』日本語版、5月下旬発売

ホビージャパンは5月下旬、『ブルームーンシティ(Blue Moon City)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・N.フルクトゥス、2~4人用、14歳以上、30~50分、6000円(税別)。
種族ごとに違うデッキで戦う2人用カードゲーム『ブルームーン(2004年、日本語版は『ライナー・クニツィアのブルームーン:レジェンド』)』のボードゲーム版として2006年にコスモス社(ドイツ)から発売され、同年、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた作品(大賞は『郵便馬車』)。昨年秋にCMON社(シンガポール)がアートワークも新たにリメイクしたものが、今回日本語版として発売される。
8種類の種族の力を借りて、荒廃した都市を再建する。モジュラーボードの上で自分のコマを移動させ種族カードをプレイして建物にマーカーを置く。その建物のマスが全て埋まったら修復完成で、建設に協力した全員に報酬、一番多くマーカーを置いていた人に特別報酬が入る。カードは建物の建設だけでなく、ドラゴンを呼び寄せたり、自分のコマの移動距離を伸ばしたり、カードの色を変えたりできる特殊能力がある。
報酬でもらえる水晶を集め、規定数のオベリスクに捧げ物を先に済ませたプレイヤーが勝者となる。
各プレイヤーのコマは全て異なるミニチュアで、ドラゴンのミニチュアも刷新。8つの種族の美しいイラストで15年ぶりの再登場だ。
内容物 プレイヤーミニチュア4個、プレイヤーマーカー40個、ドラゴンフィギュア3個、フィギュアの台座3個、両面印刷のタイル25枚、種族カード80枚、オベリスク1枚、トークン類57個、ルールブック1部

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ドイツで年代・国籍を問わないボードゲームイベント

ドイツ国内で世代を超えたボードゲームのイベントを開催する社団法人シュピーレカフェ・デア・ゲネラツィオーネン(Spielecafé der Generationen e.V.)は、27日、ドイツ南部プファルキルヒェンにて、ボードゲームイベント「ボードゲームを遊んで寛容になろう(Spielend für Toleranz)」を開催する。ポスターはドイツ語のほか、英語やアラビア語でも作られ、世代・国籍を超えた参加を呼びかけている。
2015年以降、人口の1%を超える100万人以上の難民・移民を受け入れたドイツでは人種差別や排外主義が表面化しており、これに反対してボードゲームジャーナリストであるU.バルチ氏が「ボードゲームを遊んで寛容になろう(Spielend für Toleranz)」のスローガンを呼びかけている。
イベントでは「ボードゲームは人を結ぶ! テーブル上ではみな平等!」をモットーに、出身地を問わず、言語依存のないボードゲームをプレイするほか、出身国のボードゲームの持ち込みも歓迎。食事や飲み物の持ち込みも歓迎で、さまざまな国籍の料理も楽しめる。
このイベントはドイツ年間ゲーム大賞選考委員会が後援しており、ボードゲームの自宅無料貸出も行う。アミーゴ社も『シリメツレツ』の体験会や、『アイスクール』の全国大会予選を開催する。
Spielend für Toleranz im Spielecafé der Generationen