ワイロを取るか組員を捕まえるか?『カルテル』日本語版、6月15日発売
オリジナルは2018年、ヘルベティク社(スイス)から発売された。リメイクではないクニツィアのオリジナル作品。刑事となって7つのマフィアの組員と賄賂を集める。
タイルを環状に配置し、全員共通の刑事コマをもってスタート。手番にはダイスを振って刑事コマを進め、着いたところにあるタイルを獲得する。ダイスは2~4の目があり、その目の範囲内でいくつでも進めるが、どのタイルを取るかが重要だ。
タイルは7色あり、ワイロはプラス点、組員はマイナス点だが、ボスが投獄されると逆にワイロがマイナス点、組員がプラス点になる。5色目のボスが投獄されたらゲーム終了。ほかのプレイヤーの状況をよく見て、ワイロを集めるか組員を集めるか考えなくてはならない。
シンプルなルールの中で、クニツィアらしいジレンマと駆け引きが楽しめる一品だ。オインクゲームズのようなシンプルで機能的なデザインも注目ポイント。
・すごろくや:カルテル
お魚ポーチに入ったカードゲーム『ハッピーサーモン』日本語版、2色で7月26日発売
ノーススターゲームズ(アメリカ)から2016年にグリーン版が発売され、コスモス社のドイツ語版をはじめ8ヶ国語で販売されている作品。同時プレイで手札に描かれたアクションを行い、同じカードをもっている人をどんどん見つけて手札をなくすゲーム。
カードは「ハイタッチ」「グータッチ」「スイッチ(場所交換)」「ハッピーサーモン(魚のように手を振って交差させる)」の4種。カードを配ってゲームが始まったら、自分がやりたいアクション名を言い、同じプレイヤーがいたらそのアクションを行って手札を捨てる。30秒でルールが分かり、1~2分で決着がつくハイスピードなゲームだ。
魚型のポーチに入っており、室内だけでなく外出先でも遊べる。製品を2つ合わせれば最大12人でのプレイが可能で、更にゲームが盛り上がる。