ヒントは一文字ずつ『ファントム・インク』日本語版、5月30日発売
リソニム(アメリカ)がキックスターターを経て2022年に発売された作品。ドイツ語版はペガズスシュピーレが『ゴーストライター』というタイトルで発売している。2組のチーム戦で、「精霊」のヒントもとに相手チームよりも先にヒミツの言葉を当てる。
太陽と月のチームに分かれ、それぞれ精霊役1名を選び、他は霊媒師役となる。精霊が答えカードの中から両チーム共通の「ヒミツの言葉」を設定してスタート。1チーム目の霊媒師が質問カード2枚を精霊に渡し、精霊はどちらかの答えをひらがなでゆっくり1文字ずつ記入。相手チームは質問を知らないが答えを見ているので、だいたいわかった時点で「ストップ!」といって記入を止めてもらう。
この後相手チームは当てるチャンスがあり、チーム交代して8ラウンド以内に先に当てたチームの勝利となる。
日本語版ではカード枚数そのままで箱サイズを約3分の1に縮小。3人用ルールを追加した。勝利するためには知識だけでなく、高い洞察力・推理力が要求される。
内容物:回答シート 1冊、質問カード 102枚、答えカード 52枚、エンピツ 2本、ルールシート 1枚(カードサイズ:56×87mm)
ファントム・インク(Phantom Ink)
SdJ推薦。2チームに分かれ共通のお題を当てる。チームメイトしかわからない質問の答えを親がひらがなで一文字ずつ書いていき、わかったところで書くのをやめてもらう。質問がお題とマッチしにくいので、親のうまい回答が勝敗を分ける pic.twitter.com/Gn40v2nlK0— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) July 2, 2024
タイルを集めて効果倍増『ミドルエイジス』日本語版、5月下旬発売
『宝石の煌き』『マジェスティ』のM.アンドレがデザインし、スタジオH(フランス)から今春発売された。中世の領主たちが、領地を開発して富を築くドラフト&セットコレクションゲーム。
場には区画タイルが4列に並んでおり、『キングドミノ』方式で番号の小さいタイルに領主コマがいるプレイヤーから手番を行う。手番には領主コマを次の列のいずれかのタイルの上に置き、移動元のタイルを取って自分の領地(プレイヤーボード)の対応する区画に配置すると、その区画の効果と収入が入る。
8種類ある区画の効果は、農場なら農夫アイコンの数だけ収入、城壁なら区画タイルの予約、兵舎なら城壁が自分より弱いプレイヤーのタイル除去、村など除去したタイルの再建などで、その区画にタイルが増えるほど強くなるが、ゲーム終了時にはタイルが1枚もない区画は減点になってしまう。登場するタイルは常に3ラウンド先までが公開されているので、他プレイヤーの狙いも見据えて、自分が集めたいタイルを確保しよう。
各プレイヤーが1手番行うと1ラウンドが終了し、4ラウンドごとにイベントが起こる。イベントでは臨時収入もタイル除去もあるが、予めわかっているので、イベントを前提としたゲームの進め方ができる。16ラウンドでゲーム終了となり、所持金で勝敗を決める。
内容物:領地ボード5枚、領主駒5個、偵察駒5個、区画タイル84枚、ボーナストークン16個、所持金トークン112個、イベントカード15枚、ルールブックほか