『AERA with Kids』でボードゲーム特集(3)
『AERA with Kids』は年末年始に家族や友人とゆったり過ごすための提案として絵本・児童書のほかにボードゲームをフルカラー6ページ。紹介者は昨年に引き続きクレーブラットの畑直樹氏と、埼玉のボードゲームカフェ「さいころテーブル」の小野法師丸こと貴弘氏と、東京のボードゲームショップ「クリプトメリア」(閉店)の金生展子氏である。
畑氏は「今年は言葉遊びのゲームに注目!」、小野氏は「遊びで問題解決力が鍛えられるよ!」、金子氏は「パズルで見通す力をつけよう!」としてそれぞれ9タイトルずつ、アドバイスも添えて紹介。キッズゲームよりも対象年齢が高いファミリーゲーム寄りのラインナップとなっており、国産ゲームが過半数を占めているところも特徴的だ。
昨年はこの時期にボードゲーム特集を掲載していた『プレジデントFamily』は今回掲載されていない。
2つの能力で駆け引き『宿命の旅団 Fellowships of Fate』12月25日発売
WYゲームズがゲームマーケット2019秋に発表したカードゲーム『宿命の旅団』をチューンナップした新装版。上杉真人氏(I was game)がゲームシステムのディベロップを、長谷川登鯉氏がアートワークUI監修を担当した。9人の個性豊かな団員たちを率いて、古代文明が眠る未踏の南の島を冒険する。
ゲームは4ラウンドに渡って行われる。毎ラウンド9枚の団員カードから4枚を選んで手札にし、順番に1枚ずつプレイしていくが、団員カードには「名もなき能力」と「伝説の能力」が備わっており、『魔法にかかったみたい』や『ブルームサービス』のようにどちらかを選ばなければならない。「名もなき能力」は即時で確実に効果が得られるが弱く、「伝説の能力」は強力だが、1周する間に他のプレイヤーが同じ団員カードを出すと打ち消されてしまう。
カードの効果で戦力・魔力・知識トークンを集め、セットコレクションで冒険カードを獲得。この得点の合計を競う。相手の手札が何かを読み、なるべく自分の手番を後回しにして伝説の能力を使うだけでなく、狙った冒険カードに必要なトークンを他のプレイヤーに取らせない駆け引きも勝利の鍵となるだろう。
内容物:カード 112枚(56x87mm)、トークン 78個、ルールブック 2冊(日・英)